医薬品の副作用として現れる肝機能障害に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…

人体の働きと医薬品 第37問

医薬品の副作用として現れる肝機能障害に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a 医薬品により生じる肝機能障害は、有効成分又はその代謝物の直接的肝毒性が原因で起きる中毒性のものと、有効成分に対する抗原抗体反応が原因で起きるアレルギー性のものに大別される。b 黄疸は、ビリルビン(黄色色素)が血液中へ排出されず、胆汁中に滞留することにより生じる。c 軽度の肝機能障害の場合、自覚症状がなく、健康診断等の血液検査(肝機能検査値の悪化)で初めて判明することが多い。d 肝機能障害が疑われた場合、原因と考えられる医薬品を使用し続けても、不可逆的な病変(肝不全)を生じることはない。

正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(a)(c)です。 【(a)正しい ―― 2つの型】 医薬品による肝機能障害は次の2つに大別されます。 中毒性 …… 有効成分又はその代謝物の直接的肝毒性が原因で起きる アレルギー性 …… 有効成分に対する抗原抗体反応が原因で起きる 【(b)が誤り ―― 胆汁中と血液中が逆】 黄疸は、ビリルビン(黄色色素)が胆汁中へ排出されず、血液中に滞留することにより生じます。設問は排出先と滞留先を入れ替えています。 黄疸の見え方 …… 過剰となったビリルビンにより、皮膚や白目(眼球の白目の部分)が黄色くなる病態です。
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ビリルビンが尿中に排出されることにより、尿の色が濃くなることもあります。 【(c)正しい ―― 自覚症状がないことが多い】 軽度の肝機能障害の場合、自覚症状がなく、健康診断等の血液検査(肝機能検査値の悪化)で初めて判明することが多くなります。 主な症状 …… 全身の倦怠感、黄疸のほか、発熱、発疹、皮膚の掻痒感、吐きけ等。 【(d)が誤り ―― 肝不全に至ることがある】 肝機能障害が疑われた場合に、漫然と原因と考えられる医薬品を使用し続けると、不可逆的な病変(肝不全)を生じ、死に至ることもあります。「生じることはない」という記述は明確に誤りです。黄疸が現れたら直ちに使用を中止し、医師の診療を受けるよう勧めてください。

出典:登録販売者試験 令和5年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ

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