皮膚に用いる薬の配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。…
主な医薬品とその作用 第90問
皮膚に用いる薬の配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。a 皮膚に温感刺激を与え、末梢血管を拡張させて患部の血行を促す効果を期待して、ニコチン酸ベンジルエステルが配合されている場合がある。b ノニル酸ワニリルアミドは、きり傷、擦り傷等の創傷面の痛みや、湿疹、皮膚炎等による皮膚の痒みを和らげる局所麻酔成分として配合されている場合がある。c バシトラシンは、細菌のDNA合成を阻害することにより抗菌作用を示す。d サリチル酸は、角質成分を溶解することにより角質軟化作用を示す。
- (1)(a、b)
- (2)(a、c)
- (3)(a、d)
- (4)(b、c)
- (5)(c、d)
正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(a)(d)です。
【(a)正しい ―― ニコチン酸ベンジルエステル】
皮膚に温感刺激を与え、末梢血管を拡張させて患部の血行を促します。
温感刺激成分 ……
カプサイシン、ノニル酸ワニリルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、クロタミトン、トウガラシ。
入浴前後の使用は避け、貼付部位に強い熱感を生じた場合は直ちに剥がします。
【(b)が誤り ―― これも温感刺激成分】
ノニル酸ワニリルアミドは温感刺激成分です。局所麻酔成分ではありません。
局所麻酔成分 ……
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ジブカイン塩酸塩、リドカイン、アミノ安息香酸エチル、テシットデシチン。
きり傷、擦り傷等の創傷面の痛みや、湿疹、皮膚炎等による
皮膚の痒みを和らげます。
【(c)が誤り ―― DNAではなく細胞壁】
バシトラシンは、細菌の細胞壁合成を阻害することにより抗菌作用を示します。
抗菌成分の作用機序 ……
バシトラシン …… 細胞壁合成を阻害
硫酸フラジオマイシン、硫酸ゲンタマイシン ……
タンパク質合成を阻害
クロラムフェニコール …… タンパク質合成を阻害
サルファ剤 …… 細菌のDNA合成を阻害
【(d)正しい ―― サリチル酸】
角質成分を溶解することにより角質軟化作用を示します。
角質軟化成分 ……
サリチル酸 …… 角質成分を溶解。抗菌、抗真菌、
抗炎症作用も期待される
イオウ …… 皮膚の角質層を構成するケラチンを変質させる
出典:登録販売者試験 令和5年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ
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