眼科用薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…

主な医薬品とその作用 第87問

眼科用薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a 一般的に、点眼薬の1滴の薬液量は、結膜嚢の容積より少ない。b 点眼後は、数秒間、眼瞼(まぶた)を閉じて、目頭を押さえると、薬液が鼻腔内へ流れ込み、効果的とされる。c 洗眼薬は、目の洗浄、眼病予防(水泳のあと、埃や汗が目に入ったとき等)に用いられるもので、主な配合成分として涙液成分のほか、抗炎症成分、抗ヒスタミン成分等が用いられる。d 人工涙液は、涙液成分を補うことを目的とするもので、目の疲れやコンタクトレンズ装着時の不快感等には用いられない。

正答 (3)
正答は (3)。(c)だけが正しい記述です。 【(a)が誤り ―― 1滴のほうが多い】 点眼薬の1滴の薬液量は約50 μLであるのに対して、結膜嚢の容積は30 μL程度とされています。1滴の薬液量のほうが多いのです。 だから …… 一度に何滴も点眼しても効果が増すわけではなく、むしろ 鼻粘膜や喉から吸収されて全身的な副作用を起こしやすくなります。 【(b)が誤り ―― 鼻腔に流れ込むのを防ぐ】 点眼後は、数秒間、眼瞼(まぶた)を閉じて、目頭を押さえると、薬液が鼻腔内へ流れ込むのを防ぐことができ、効果的とされています。
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設問は逆 …… 「鼻腔内へ流れ込み、効果的」ではありません。 流れ込ませないのが目的です。 なぜか …… 鼻腔に流れ込んだ薬液は、鼻粘膜から吸収されて全身に回ってしまいます。 目に留めておくほうが効き目も高く、副作用も少なくなります。 【(c)正しい ―― 洗眼薬】 目の洗浄、眼病予防(水泳のあと、埃や汗が目に入ったとき等)に用いられるもので、主な配合成分として涙液成分のほか、抗炎症成分、抗ヒスタミン成分等が用いられます。 【(d)が誤り ―― 人工涙液はこれらに用いる】 人工涙液は、涙液成分を補うことを目的とするもので、目の疲れや乾き、コンタクトレンズ装着時の不快感等に用いられます。 眼科用薬の四つの区分 …… 人工涙液 …… 涙液成分を補う。       目の疲れや乾き、コンタクトレンズ装着時の不快感 一般点眼薬 …… 目の疲れや痒み、結膜充血等 抗菌性点眼薬 …… 抗菌成分。         結膜炎、ものもらい、眼瞼炎 洗眼薬 …… 目の洗浄、眼病予防 コンタクトレンズ装着時の使用 …… ソフトコンタクトレンズは水分を含みやすく、防腐剤などの配合成分が吸着されて角膜に障害を引き起こすことがあるため、装着したままの点眼は添付文書に使用可能と記載されていない限り避けます。

出典:登録販売者試験 令和6年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ

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