外皮用薬及びその配合成分等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…

主な医薬品とその作用 第89問

外皮用薬及びその配合成分等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a カシュウは、タデ科のツルドクダミの塊根を基原とする生薬で、頭皮における脂質代謝を高めて、余分な皮脂を取り除く作用を期待して用いられる。b 尿素は、角質層の水分保持量を高め、皮膚の乾燥を改善することを目的として用いられる。c バシトラシンは、細菌のDNA合成を阻害することにより抗菌作用を示す。d 中黄膏は、急性化膿性皮膚疾患(腫れ物)の初期、打ち身、捻挫に適すとされ、湿潤、ただれ、火傷又は外傷のひどい場合、傷口が化膿している場合、患部が広範囲の場合には不向きとされている。

正答 (3)
正答は (3)。(c)だけが誤りです。 【(a)正しい ―― カシュウ】 タデ科のツルドクダミの塊根を基原とする生薬で、頭皮における脂質代謝を高めて、余分な皮脂を取り除く作用を期待して用いられます。 毛髪用薬の生薬 …… カシュウ …… タデ科のツルドクダミの塊根。        頭皮の脂質代謝を高め、余分な皮脂を取り除く。        強壮作用も チクセツニンジン …… ウコギ科のトチバニンジンの           根茎。           血行促進、抗炎症
解説の続きをみる続きを閉じる
ヒノキチオール …… ヒノキ科のタイワンヒノキ、          ヒバ等から得られた精油成分。          抗菌、血行促進、抗炎症 サンショウ …… ミカン科のサンショウの果皮。        鎮痛等 そのほか …… カルプロニウム塩化物 …… 末梢組織において            アセチルコリンに類似した            作用(コリン作用)を示し、血管拡張による            血行促進 エストラジオール安息香酸エステル ……         女性ホルモン成分。         妊婦は使用を避ける 【(b)正しい ―― 尿素】 角質層の水分保持量を高め、皮膚の乾燥を改善することを目的として用いられます。 保湿成分 …… グリセリン、尿素、白色ワセリン、オリブ油、ヘパリン類似物質。 【(c)が誤り ―― DNAではなく細胞壁】 バシトラシンは、細菌の細胞壁合成を阻害することにより抗菌作用を示します。 抗菌成分の作用機序 …… バシトラシン …… 細胞壁合成を阻害 硫酸フラジオマイシン、硫酸ゲンタマイシン …… タンパク質合成を阻害 クロラムフェニコール …… タンパク質合成を阻害 サルファ剤 (スルファジアジン、ホモスルファミン、スルフイソキサゾール) …… 細菌のDNA合成を阻害 DNA合成を阻害するのはサルファ剤です。 【(d)正しい ―― 中黄膏】 急性化膿性皮膚疾患(腫れ物)の初期、打ち身、捻挫に適すとされ、湿潤、ただれ、火傷又は外傷のひどい場合、傷口が化膿している場合、患部が広範囲の場合には不向きとされています。 剤形 …… 捻挫、打撲、関節痛、肩こりに伴う 筋肉痛、関節の腫れと痛みに用いる 貼り薬として用いられる場合もあります。 外皮用薬の漢方 …… 紫雲膏 …… ひび、あかぎれ、しもやけ、       うおのめ、あせも、ただれ、外傷、火傷、痔核による疼痛、肛門裂傷、乳頭亀裂。       湿潤、ただれ、化膿している患部には不向き 中黄膏 …… 上記のとおり

出典:登録販売者試験 令和6年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ

この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。解説は神奈川県の見解ではありません。内容について、神奈川県へのお問い合わせはできません。

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「主な医薬品とその作用」のほかの問題

  1. 令和5年度 第69問鎮咳去痰薬の配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  2. 令和5年度 第95問滋養強壮保健薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  3. 令和7年度 第81問次の表は、ある一般用医薬品の外用痔疾用薬(坐剤)に含まれている成分の一覧である。この外用
  4. 令和3年度 第67問鎮暈薬(乗物酔い防止薬)及びその配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれ
  5. 令和3年度 第93問禁煙補助剤及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  6. 令和4年度 第79問貧血用薬(鉄製剤)及びその配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク