生薬成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…
主な医薬品とその作用 第96問
生薬成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a ブクリョウは、セリ科のSaposhnikovia divaricata Schischkin の根及び根茎を基原とする生薬で、発汗、解熱、鎮痛、鎮痙等の作用を期待して用いられる。b サイシンは、ミズキ科のサンシュユの偽果の果肉を基原とする生薬で、強壮作用を期待して用いられることがある。c サイコは、セリ科のミシマサイコの根を基原とする生薬で、抗炎症、鎮痛等の作用を期待して用いられる。d モクツウは、キンポウゲ科のCimicifuga dahurica Maximowicz 、Cimicifuga heracleifolia Komarov、Cimicifuga foetida Linné 又はサラシナショウマの根茎を基原とする生薬で、発汗、解熱、解毒、消炎等の作用を期待して用いられる。
- (1)a: 誤 b: 正 c: 誤 d: 正
- (2)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 正
- (3)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 誤
- (4)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 誤
- (5)a: 誤 b: 誤 c: 正 d: 誤
正答 (5)
正答は (5)。(c)だけが正しい記述です。
【(a)が誤り ―― ボウフウとの取り違え】
セリ科のSaposhnikoviadivaricataの根及び根茎を基原とし、発汗、解熱、鎮痛、鎮痙等の作用を期待して用いられるのはボウフウです。
ブクリョウとは ……
サルノコシカケ科のマツホドの菌核で、通例、外層をほとんど除いたものを基原とする生薬です。
利尿、健胃、鎮静等の作用を期待して用いられます。
【(b)が誤り ―― サンシュユとの取り違え】
ミズキ科のサンシュユの偽果の果肉を基原とし、強壮作用を期待して用いられるのはサンシュユです。
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サイシンとは ……
ウマノスズクサ科のケイリンサイシン
又はウスバサイシンの根及び根茎を基原とする生薬です。
鎮痛、鎮咳、利尿等の作用を期待して用いられるほか、鼻閉への効果も期待されます。
【(c)正しい ―― サイコ】
セリ科のミシマサイコの根を基原とする生薬で、抗炎症、鎮痛等の作用を期待して用いられます。
用途 ……
小柴胡湯、大柴胡湯、柴胡桂枝湯、柴朴湯、柴胡加竜骨牡蛎湯など、名前に「柴」のつく処方に含まれます。
【(d)が誤り ―― ショウマとの取り違え】
キンポウゲ科のCimicifuga属又はサラシナショウマの根茎を基原とし、発汗、解熱、解毒、消炎等の作用を期待して用いられるのはショウマ(升麻)です。
モクツウとは ……
アケビ科のアケビ又はミツバアケビの蔓性の茎を、通例、横切りしたものを基原とする生薬です。
利尿作用を期待して用いられます。
取り違えに注意 ……
モクツウを「尿中に排出される分解代謝物が抗菌作用を示す」と説明する設問がありますが、それはウワウルシです。
モクツウは利尿です。
出典:登録販売者試験 令和6年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ
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