医薬品の副作用として現れる全身的な症状等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…

人体の働きと医薬品 第35問

医薬品の副作用として現れる全身的な症状等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a ショック(アナフィラキシー)は、生体異物に対するアレルギー反応の一種で、発症後の進行が非常に速やかな(通常、2時間以内に急変する。)ことが特徴である。b 皮膚粘膜眼症候群は、38℃以上の高熱を伴って、発疹・発赤、火傷様の水疱等の激しい症状が比較的短時間のうちに全身の皮膚、口、眼等の粘膜に現れる病態である。c 皮膚粘膜眼症候群と中毒性表皮壊死融解症は、原因医薬品の使用開始後2週間以内に発症することが多く、1ヶ月以上経ってから起こることはない。d 偽アルドステロン症は、複数の医薬品や、医薬品と食品との間の相互作用によって起きることがある。

正答 (2)
正答は (2)。(c)だけが誤りです。 【(a)正しい ―― ショックは進行が速い】 生体異物に対するアレルギー反応の一種で、発症後の進行が非常に速やかな(通常、2時間以内に急変する)ことが特徴です。 即時型アレルギー反応 …… 遅延型ではありません。 初期症状 …… 顔や上半身の紅潮・熱感、皮膚の痒み、蕁麻疹、口唇や舌・手足のしびれ感、むくみ(浮腫)、吐きけ、顔面蒼白、手足の冷感、冷や汗、息苦しさ・胸苦しさ等の複数の症状が突発的に現れます。 対応 …… 直ちに救急救命処置が可能な
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医療機関を受診します。 【(b)正しい ―― 皮膚粘膜眼症候群】 38℃以上の高熱を伴って、発疹・発赤、火傷様の水疱等の激しい症状が比較的短時間のうちに全身の皮膚、口、眼等の粘膜に現れる病態です。 別名 …… スティーブンス・ジョンソン症候群 (SJS)。 発症機序の詳細は不明で、発症の予測は極めて困難です。 発生頻度は人口100万人当たり年間1~6人と報告されています。 中毒性表皮壊死融解症(TEN) …… 38℃以上の高熱を伴って、広範囲の皮膚に発赤が生じ、全身の10%以上に火傷様の水疱、皮膚の剥離、びらん等が認められ、かつ、口唇の発赤・びらん、眼の充血等の症状を伴う病態です。 発生頻度は人口100万人当たり年間0.4~1.2人。 症例の多くがSJSの進展型とみられています。 【(c)が誤り ―― 1ヶ月以上経ってからもある】 原因医薬品の使用開始後2週間以内に発症することが多いのですが、1ヶ月以上経ってから発症することもあります。 つまり …… 「最近飲み始めた薬ではないから 関係ない」とは言えません。 予後 …… いずれも両眼につよい充血、目やに(眼分泌物)、流涙、目が開けづらい、口唇の違和感、口唇や陰部のただれ等が先行することがあります。 一旦発症すると致命的な転帰をたどることがあり、皮膚症状が軽快した後も眼や呼吸器等に障害が残ることがあります。 【(d)正しい ―― 偽アルドステロン症】 複数の医薬品や、医薬品と食品との間の相互作用によって起きることがあります。 原因 …… グリチルリチン酸を大量に摂取した場合などです。 グリチルリチン酸はかぜ薬、鎮咳去痰薬、胃腸薬、外用薬など 多くの医薬品に配合されているほか、甘草として食品にも含まれます。 そのため 合計の摂取量が過剰になりやすいのです。 起こりやすい人 …… 小柄な人や高齢者。

出典:登録販売者試験 令和7年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ

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