内用痔疾用薬及びその配合成分等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…
主な医薬品とその作用 第82問
内用痔疾用薬及びその配合成分等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a 乙字湯は、体力中等度以上で、大便がかたく、便秘傾向のあるものの痔核(いぼ痔)、切れ痔、便秘、軽度の脱肛に適すとされ、構成生薬としてカンゾウを含む。b セイヨウトチノミは、トチノキ科のセイヨウトチノキ(マロニエ)の種子を基原とする生薬で、主に止血効果を期待して用いられる。c オウゴンは、シソ科のコガネバナの周皮を除いた根を基原とする生薬で、主に抗炎症作用を期待して用いられる。d 内用痔疾用薬は、比較的緩和な抗炎症作用、血行改善作用を目的とする成分のほか、瀉下・整腸成分等が配合されたもので、外用痔疾用薬と併せて用いると効果的なものである。
- (1)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 正
- (2)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 誤
- (3)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 誤
- (4)a: 誤 b: 正 c: 誤 d: 正
- (5)a: 誤 b: 誤 c: 正 d: 正
正答 (1)
正答は (1)。(b)だけが誤りです。
【(a)正しい ―― 乙字湯】
体力中等度以上で、大便がかたく、便秘傾向のあるものの痔核(いぼ痔)、切れ痔、便秘、軽度の脱肛に適すとされ、構成生薬としてカンゾウを含みます。
そのほか ……
ダイオウを含む場合もあります。
不向きな人 ……
体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人では、悪心、嘔吐、胃部不快感、腹痛、激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現れやすいとされます。
重篤な副作用 ……
肝機能障害、間質性肺炎。
【(b)が誤り ―― 止血ではなく抗炎症】
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セイヨウトチノミは、トチノキ科のセイヨウトチノキ(マロニエ)の種子を基原とする生薬で、主に抗炎症作用を期待して用いられます。
止血効果ではありません。
止血効果を期待する生薬 ……
カイカ(マメ科のエンジュの蕾)、カイカク(マメ科のエンジュの成熟果実)。
生薬名の取り違えに注意 ……
コウカ …… キク科のベニバナの管状花。
末梢の血行を促してうっ血を除く
カイカ …… マメ科のエンジュの蕾。止血
【(c)正しい ―― オウゴン】
シソ科のコガネバナの周皮を除いた根を基原とする生薬で、主に抗炎症作用を期待して用いられます。
内用痔疾用薬の生薬 ……
オウゴン …… 抗炎症
セイヨウトチノミ …… 抗炎症
カイカ、カイカク …… 止血
セネガ …… (鎮咳去痰薬)
【(d)正しい ―― 外用と併せて用いる】
内用痔疾用薬は、比較的緩和な抗炎症作用、血行改善作用を目的とする成分のほか、瀉下・整腸成分等が配合されたもので、外用痔疾用薬と併せて用いると効果的なものです。
痔の成り立ち ……
肛門に過度の負担をかけることや、便秘が主な要因です。
外用薬で症状を和らげつつ、内用薬で便通を整えるという
組み合わせになります。
生活習慣の改善 ……
長時間座るのを避ける、食物繊維の摂取、香辛料やアルコールを控える、入浴で血行を良くするなど、薬だけに頼らない対処もあわせて助言します。
出典:登録販売者試験 令和7年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ
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