内服アレルギー用薬として使用される漢方処方製剤に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。…

主な医薬品とその作用 第87問

内服アレルギー用薬として使用される漢方処方製剤に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。a 消風散は、比較的体力があるものの鼻づまり、蓄膿症(副鼻腔炎)、慢性鼻炎に適すとされる。b 辛夷清肺湯は、体力中等度以上で、濃い鼻汁が出て、ときに熱感を伴うものの鼻づまり、慢性鼻炎、蓄膿症(副鼻腔炎)に適すとされる。c 荊芥連翹湯は、体力中等度なものの皮膚疾患で、発赤があり、ときに化膿するものの化膿性皮膚疾患・急性皮膚疾患の初期、蕁麻疹、湿疹・皮膚炎、水虫に適すとされる。d 当帰飲子は、体力中等度以下で、冷え症で、皮膚が乾燥するものの湿疹・皮膚炎(分泌物の少ないもの)、痒みに適すとされる。

正答 (5)
正答は (5)。正しいのは(b)(d)です。 【(a)が誤り ―― 葛根湯加川芎辛夷の説明】 「比較的体力があるものの鼻づまり、蓄膿症(副鼻腔炎)、慢性鼻炎」は葛根湯加川芎辛夷の説明です。 消風散とは …… 体力中等度以上の人の皮膚疾患で、分泌物が多く、痒みが強く、ときに局所の熱感があるものの湿疹・皮膚炎、蕁麻疹、水虫、あせもに適すとされます。 不向きな人 …… 体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢をしやすい人。 【(b)正しい ―― 辛夷清肺湯】 体力中等度以上で、濃い鼻汁が出て、ときに熱感を伴うものの鼻づまり、慢性鼻炎、蓄膿症(副鼻腔炎)に適すとされます。
解説の続きをみる続きを閉じる
不向きな人 …… 体の虚弱な人、胃腸虚弱で冷え症の人。 重篤な副作用 …… 肝機能障害、間質性肺炎、腸間膜静脈硬化症。 カンゾウを含みません。 【(c)が誤り ―― 十味敗毒湯の説明】 「体力中等度なものの皮膚疾患で、発赤があり、ときに化膿するものの化膿性皮膚疾患・急性皮膚疾患の初期、蕁麻疹、湿疹・皮膚炎、水虫」は十味敗毒湯の説明です。 荊芥連翹湯とは …… 体力中等度以上で、皮膚の色が浅黒く、ときに手足の裏に汗をかき、腹壁が緊張しているものの蓄膿症(副鼻腔炎)、慢性鼻炎、慢性扁桃炎、にきびに適すとされます。 重篤な副作用 …… 肝機能障害、間質性肺炎。 カンゾウを含みます。 【(d)正しい ―― 当帰飲子】 体力中等度以下で、冷え症で、皮膚が乾燥するものの湿疹・皮膚炎(分泌物の少ないもの)、痒みに適すとされます。 不向きな人 …… 胃腸が弱く 下痢をしやすい人。 カンゾウを含みます。 【鼻の漢方と皮膚の漢方を分ける】 《鼻に用いるもの》 葛根湯加川芎辛夷 …… 比較的体力がある。          カンゾウ、マオウを含む 辛夷清肺湯 …… 体力中等度以上。濃い鼻汁 荊芥連翹湯 …… 体力中等度以上。皮膚の色が浅黒い 《皮膚に用いるもの》 茵蔯蒿湯 …… 体力中等度以上。口渇、便秘。       ダイオウを含む 十味敗毒湯 …… 体力中等度。化膿するもの 消風散 …… 体力中等度以上。分泌物が多い 当帰飲子 …… 体力中等度以下。皮膚が乾燥 分泌物が多いなら消風散、乾燥しているなら当帰飲子、と正反対の組で覚えると取り違えません。

出典:登録販売者試験 令和7年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ

この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。解説は神奈川県の見解ではありません。内容について、神奈川県へのお問い合わせはできません。

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「主な医薬品とその作用」のほかの問題

  1. 令和5年度 第67問次の表は、ある一般用医薬品の鎮暈薬(乗物酔い防止薬)に含まれている成分の一覧である。この
  2. 令和5年度 第93問禁煙補助剤及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  3. 令和6年度 第79問コレステロール及びリポタンパク質に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  4. 令和3年度 第65問解熱鎮痛薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  5. 令和3年度 第91問皮膚に用いる薬に配合される抗菌成分及び抗真菌成分に関する次の記述の正誤について、正しい組
  6. 令和4年度 第77問コレステロール及びリポタンパク質に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク