皮膚に現れる副作用に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。…

人体の働きと医薬品 第76問

皮膚に現れる副作用に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。a 貼付剤により光線過敏症が現れた場合は、皮膚が太陽光線(紫外線)に曝されることを防ぐため、貼付剤を剥がさないようにする必要がある。b 薬疹は特定の医薬品で発生し、医薬品の種類ごとに生じる発疹の型は決まっている。c 薬疹は医薬品の使用後1~2週間で起きることが多く、アレルギー体質の人や以前に薬疹を起こしたことがある人で生じやすい。d 医薬品を使用した後に発疹・発赤等が現れた場合に、当該医薬品を使用していた一般の生活者が自己判断で対症療法を行うことは、原因の特定を困難にするおそれがあるため、避けるべきである。

正答 (4)
正答は (4)。正しいのは(c)(d)の2つです。 【(a)が誤り ―― まず剥がす】 光線過敏症が現れた場合は、原因と思われる医薬品の使用を中止し、皮膚に医薬品が残らないよう十分に患部を洗浄したうえで、遮光して速やかに医師の診療を受ける必要があります。貼付剤であれば、当然ながら剥がします。 問題文は「貼付剤を剥がさないようにする」としており、対応が正反対ですので誤りです。 光線過敏症については、あわせて次の点も押さえておいてください。 貼付剤の場合、剥がした後でも発症することがある
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医薬品が触れた部分だけでなく、全身へ広がって重篤化することがある 白い生地や薄手の服は紫外線を透過するため、遮光には十分でない 【(b)が誤り ―― 型は決まっていない】 薬疹はあらゆる医薬品で起きる可能性があり、同じ医薬品でも生じる発疹の型は人によって様々です。「特定の医薬品で発生し、医薬品の種類ごとに型が決まっている」という記述は、二重に誤っています。 薬疹の型としては、蕁麻疹型、湿疹型、紅斑型、紫斑型など、さまざまなものが知られています。 【(c)正しい ―― 1〜2週間、体質に左右される】 薬疹は、医薬品の使用後1〜2週間で起きることが多く、アレルギー体質の人や以前に薬疹を起こしたことがある人で生じやすいとされています。記述のとおりです。 ただし、長期使用後に現れることもあります。「1〜2週間で起きることが多い」という言い方であれば正しく、「1〜2週間でしか起きない」となれば誤りです。 一度でも薬疹を起こしたことがある医薬品は、再度使用すると、より重篤なアレルギー反応(アナフィラキシーなど)を生じるおそれがあるため、その医薬品の使用を避ける必要があります。この助言は実務でも重要です。 【(d)正しい ―― 自己判断の対症療法は避ける】 医薬品を使用した後に発疹・発赤等が現れた場合、一般の生活者が自己判断で対症療法を行うことは、原因の特定を困難にするおそれがあるため、避けるべきとされています。記述のとおりです。 たとえば、薬疹が出たところに手元の外用薬を塗ってしまうと、もとの症状が隠れたり、別の成分による反応が重なったりして、何が原因だったのかが分からなくなります。 薬疹が現れた場合の基本的な対応は、医薬品の使用を中止して、皮膚科の専門医を受診することです。特に、発疹・発赤等の症状が持続したり、あるいは拡大したりする場合には、厳重な注意が必要とされています。

出典:登録販売者試験 令和5年度(愛知県 公表問題)出典元ページ

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