かぜ(感冒)及びかぜ薬(総合感冒薬)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…

主な医薬品とその作用 第21問

かぜ(感冒)及びかぜ薬(総合感冒薬)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a かぜの約8割はウイルスの感染が原因であり、それ以外に細菌の感染による場合もあるが、非感染性の要因によるものはない。b 発熱や頭痛を伴って悪心・嘔吐や、下痢等の消化器症状が現れることもあるが、冬場にこれらの症状が現れた場合はかぜではなく、ウイルスが消化器に感染したことによるウイルス性胃腸炎である場合が多い。c かぜ薬は、ウイルスや細菌の増殖を抑えたり、ウイルスや細菌を体内から除去するものである。d かぜとよく似た症状が現れる疾患は多数あり、急激な発熱を伴う場合や、症状が4日以上続くとき、又は症状が重篤なときは、かぜではない可能性が高い。

正答 (4)
正答は (4)。組み合わせは a 誤、b 正、c 誤、d 正 です。 【(a)が誤り ―― 非感染性の要因もある】 かぜの約8割はウイルスの感染が原因であり、それ以外に細菌の感染による場合もあります。ここまでは正しい内容です。 誤っているのは末尾で、非感染性の要因による場合もあります。具体的には、冷気や乾燥、アレルギーのような非感染性の要因によってもかぜ様の症状が現れることがあります。「ないものはない」という全否定は誤りです。 【(b)正しい ―― 冬場の消化器症状はウイルス性胃腸炎が多い】
解説の続きをみる続きを閉じる
かぜでは、発熱や頭痛を伴って悪心・嘔吐や下痢等の消化器症状が現れることもあります。しかし、冬場にこれらの症状が現れた場合は、かぜではなく、ウイルスが消化器に感染したことによるウイルス性胃腸炎である場合が多いとされています。記述のとおりです。 実務では、「おなかにくるかぜ」と訴えて来店される方があります。その場合、かぜ薬ではなく別の対処が必要になることがある、という判断につながります。 【(c)が誤り ―― かぜ薬は対症療法薬】 かぜ薬(総合感冒薬)は、かぜの諸症状の緩和を図る対症療法薬であって、ウイルスの増殖を抑えたり、ウイルスを体内から除去するものではありません。 この点は、かぜ薬に関する設問で最も頻出の論点です。かぜ薬を飲んでもウイルスそのものはなくなりません。症状を和らげている間に、体が自分でウイルスを排除するのを待っている、というのが実際のところです。 したがって、安静にして休養をとり、栄養・水分を十分に摂ることが、かぜの基本的な対処法とされています。必ずしもかぜ薬を使う必要はないという助言も大切です。 【(d)正しい ―― かぜではない可能性を考える】 かぜとよく似た症状が現れる疾患は多数あり、急激な発熱を伴う場合や、症状が4日以上続くとき、または症状が重篤なときは、かぜではない可能性が高いとされています。記述のとおりです。 「4日以上」という日数はそのまま問われますので覚えてください。 かぜと間違えやすい疾患として、次のものが挙げられています。 喘息、アレルギー性鼻炎 リウマチ熱、関節リウマチ 肺炎、肺結核 髄膜炎 急性肝炎、尿路感染症 これらの可能性がある場合には、かぜ薬で対処し続けるのではなく、医療機関の受診を勧めることになります。 【インフルエンザについて】 あわせて、インフルエンザ(流行性感冒)についても確認しておきましょう。インフルエンザはかぜと区別して扱われるもので、ウイルスの呼吸器感染によるものですが、感染力が強く、また重症化しやすいため、区別されています。

出典:登録販売者試験 令和6年度(愛知県 公表問題)出典元ページ

この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。解説は愛知県の見解ではありません。内容について、愛知県へのお問い合わせはできません。

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「主な医薬品とその作用」のほかの問題

  1. 令和5年度 第42問第1欄の記述は、泌尿器用薬として使用される漢方処方製剤に関するものである。該当する漢方処
  2. 令和5年度 第55問滋養強壮保健薬の配合成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
  3. 令和7年度 第28問貧血用薬(鉄製剤)及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
  4. 令和7年度 第41問痔疾用薬として用いられる生薬成分及び漢方処方製剤に関する記述の正誤について、正しい組み合
  5. 令和7年度 第54問滋養強壮保健薬及びその配合成分に関する記述のうち、正しいものはどれか。
  6. 令和5年度 第28問第1欄の記述は、鎮暈薬(乗物酔い防止薬)の配合成分に関するものである。該当する配合成分は

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク