胃腸鎮痛鎮痙薬及びその配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。…

主な医薬品とその作用 第35問

胃腸鎮痛鎮痙薬及びその配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。a オキセサゼインは、局所麻酔作用のほか、胃液分泌を抑える作用もあるとされ、胃腸鎮痛鎮痙薬と制酸薬の両方の目的で使用される場合もある。b メチルオクタトロピン臭化物は、消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める作用を示す。c パパベリン塩酸塩は、抗コリン成分と異なり、胃液分泌を抑える作用は見出されず、眼圧を上昇させる作用はない。d アミノ安息香酸エチルが配合されている場合、痛みが感じにくくなることで重大な消化器疾患や状態の悪化等を見過ごすおそれがあり、長期間にわたって漫然と使用することは避けることとされている。

正答 (4)
正答は (4)。正しいのは(a)(d)の2つです。 胃腸鎮痛鎮痙薬の成分は、次の3つに分けて整理します。この枠組みが頭に入っていれば、選択肢の誤りに気づけます。 抗コリン成分 …… 副交感神経の働きを抑える。ブチルスコポラミン臭化物、メチルベナクチジウム臭化物、メチルオクタトロピン臭化物、ロートエキスなど パパベリン塩酸塩 …… 抗コリン成分ではなく、平滑筋に直接働く 局所麻酔成分 …… 感覚を麻痺させる。アミノ安息香酸エチル、オキセサゼイン 【(a)正しい ―― オキセサゼインは二役】
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オキセサゼインは、局所麻酔作用のほか、胃液分泌を抑える作用もあるとされ、胃腸鎮痛鎮痙薬と制酸薬の両方の目的で使用される場合もあります。記述のとおりです。 局所麻酔成分でありながら胃液分泌も抑える、という点が特徴的な成分です。ただし、妊婦や15歳未満の小児では、安全性が確立しておらず使用を避けることとされています。 また、精神神経系の副作用として、頭痛、眠気、めまい、脱力感が現れることがあります。 【(b)が誤り ―― 直接働くのはパパベリン】 メチルオクタトロピン臭化物は抗コリン成分であり、副交感神経の伝達物質であるアセチルコリンの働きを抑えることで、胃腸の痙攣を鎮めます。 消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮めるのは、パパベリン塩酸塩です。両者の仕組みを入れ替えた誤りです。 なお、メチルオクタトロピン臭化物は、吸収された成分の一部が母乳中に移行することが知られています。 【(c)が誤り ―― 眼圧は上昇させる】 パパベリン塩酸塩は、抗コリン成分と異なり、胃液分泌を抑える作用は見出されません。ここまでは正しい内容です。 誤っているのは末尾で、パパベリン塩酸塩は眼圧を上昇させる作用があります。そのため、緑内障の診断を受けた人では、使用前に相談が必要です。 「抗コリン成分ではないのに、緑内障には注意が必要」という、やや例外的な成分です。ここが繰り返し問われますので、確実に覚えてください。 パパベリン塩酸塩 …… 胃液分泌抑制作用はない/眼圧上昇作用はある 【(d)正しい ―― 局所麻酔成分の漫然使用は避ける】 アミノ安息香酸エチルが配合されている場合、痛みが感じにくくなることで重大な消化器疾患や状態の悪化等を見過ごすおそれがあり、長期間にわたって漫然と使用することは避けることとされています。記述のとおりです。 痛みは体からの信号ですから、それを消してしまうと、背後で進んでいる病気に気づけなくなります。局所麻酔成分に共通する注意です。 アミノ安息香酸エチルについては、6歳未満の小児への使用は避けるという点も重要です。メトヘモグロビン血症を起こすおそれがあるためです。 アミノ安息香酸エチル …… 6歳未満の小児には使用しない(メトヘモグロビン血症) オキセサゼイン …… 15歳未満の小児、妊婦には使用しない 年齢の区切りが違いますので、対比して覚えておきましょう。

出典:登録販売者試験 令和6年度(愛知県 公表問題)出典元ページ

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