医薬品の副作用情報等の収集、評価及び措置に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…

医薬品の適正使用と安全対策 第112問

医薬品の副作用情報等の収集、評価及び措置に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 医薬品・医療機器等安全性情報報告制度は、約3000の医療機関をモニター施設に指定して、厚生省(当時)が直接副作用報告を受ける「医薬品副作用モニター制度」としてスタートした。b 登録販売者は、医薬品・医療機器等安全性情報報告制度に基づく報告を行う医薬関係者として位置づけられている。c 収集された副作用等の情報は、その医薬品の製造販売業者等において評価・検討され、必要な安全対策が図られる。d 厚生労働大臣は、薬事審議会の意見を聴いて、効能・効果や用法・用量の一部変更、製造・販売の中止、製品の回収等の安全対策上必要な行政措置を講じている。

正答 (5)
正答は (5)。a から d まですべて正しい記述です。 【(a)正しい ―― 医薬品副作用モニター制度】 医薬品・医療機器等安全性情報報告制度は、約3000の医療機関をモニター施設に指定して、厚生省(当時)が直接副作用報告を受ける「医薬品副作用モニター制度」としてスタートしました。 1961年に起こったサリドマイド薬害事件を契機として、1968年に世界保健機関(WHO)加盟各国を中心とした国際医薬品モニタリング制度が確立されました。日本では、1967年3月に医薬品副作用モニター制度が始まっています。
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数字と経緯をまとめておきます。 1961年 …… サリドマイド薬害事件 1967年3月 …… 医薬品副作用モニター制度として発足           (約3000の医療機関をモニター施設に指定) 1968年 …… WHO国際医薬品モニタリング制度が確立 1978年8月 …… 約3000の薬局をモニター薬局に指定し、           医薬品副作用モニター制度に協力 1997年7月 …… 医薬品等安全性情報報告制度に改められ、           すべての医療機関・薬局等から報告を受ける形に 【(b)正しい ―― 登録販売者も報告者】 登録販売者は、この制度に基づく報告を行う医薬関係者として位置づけられています。 2006年6月の薬事法改正による登録販売者制度の導入に伴い、登録販売者が医薬関係者として位置づけられました。自分が報告する側の一員であることを、制度の趣旨として押さえてください。 【(c)正しい ―― 評価・検討の主体】 収集された副作用等の情報は、その医薬品の製造販売業者等において評価・検討され、必要な安全対策が図られます。 流れとしては、報告が総合機構に集まり、厚生労働大臣が総合機構に情報の整理及び調査を行わせ、その結果に基づいて必要な措置が講じられます。 【(d)正しい ―― 行政措置】 厚生労働大臣は、薬事審議会の意見を聴いて、効能・効果や用法・用量の一部変更、調査・実験の実施の指示、製造・販売の中止、製品の回収等の安全対策上必要な行政措置を講じています。 「薬事審議会の意見を聴いて」という手続が入る点も、繰り返し問われます。

出典:登録販売者試験 令和7年度(愛知県 公表問題)出典元ページ

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