サリチル酸系解熱鎮痛成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…

主な医薬品とその作用 第35問

サリチル酸系解熱鎮痛成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a アスピリン(別名アセチルサリチル酸)、サザピリン、サリチル酸ナトリウム、エテンザミド、サリチルアミド等を総称してサリチル酸系解熱鎮痛成分という。b アスピリンは、他の解熱鎮痛成分と比較して胃腸障害を起こしやすく、アスピリンアルミニウム等として胃粘膜への悪影響の軽減を図っている製品もある。c エテンザミド及びサリチルアミドは、小児に対しては、いかなる場合も一般用医薬品として使用してはならない。d アスピリンには血液を凝固しにくくさせる作用もあるため、胎児や出産時の母体への影響を考慮して、出産予定日12週間以内の使用を避ける。

正答 (5)
正答は (5)。c が誤りです。 【(a)正しい ―― サリチル酸系の顔ぶれ】 アスピリン(別名アセチルサリチル酸)、サザピリン、サリチル酸ナトリウム、エテンザミド、サリチルアミド等を総称してサリチル酸系解熱鎮痛成分といいます。 名前に「サリチル」や「ピリン」が入っているものが目じるしですが、エテンザミドとサリチルアミドは名前から分かりにくいので、ここで覚えてしまってください。 【(b)正しい ―― アスピリンアルミニウム】 アスピリンは、ほかの解熱鎮痛成分と比較して胃腸障害を起こしやすい成分です。そこでアスピリンアルミニウムなどとして、胃粘膜への悪影響の軽減を図っている製品もあります。
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【(c)誤り ―― 「いかなる場合も」ではない】 ここが引っかけどころです。エテンザミドおよびサリチルアミドは、15歳未満の小児で水痘(水疱瘡)またはインフルエンザにかかっているときは使用を避けることとされています。 つまり避けるべき場合が限られているのであって、「いかなる場合も使用してはならない」わけではありません。 なお、アスピリン、アスピリンアルミニウム、サザピリン、サリチル酸ナトリウムは、15歳未満の小児に対してはいかなる場合も使用しないこととされています。こちらは無条件です。成分によって縛りの強さが違うという点が、この設問の芯です。 アスピリン・アスピリンアルミニウム・サザピリン・  サリチル酸ナトリウム   → 15歳未満の小児にはいかなる場合も使用しない エテンザミド・サリチルアミド   → 15歳未満で水痘またはインフルエンザのときは避ける 理由はいずれもライ症候群のおそれです。 【(d)正しい ―― 出産予定日12週間以内】 アスピリンには血液を凝固しにくくさせる作用もあるため、胎児や出産時の母体への影響を考慮して、出産予定日12週間以内の使用を避けることとされています。 12週という数字はイブプロフェンにも出てきます。第5章の「してはいけないこと」の「出産予定日12週以内の妊婦」には、アスピリン、アスピリンアルミニウム、イブプロフェンが挙がりますので、あわせて覚えてください。 【あわせて押さえること】 アスピリンには、ほかにも次の注意があります。 胃・十二指腸潰瘍のある人は、使用する前に医師等に相談する 医療用医薬品としては、血栓ができやすい人に対する血栓予防薬として  用いられている

出典:登録販売者試験 令和7年度(愛知県 公表問題)出典元ページ

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