次の記述は、通関業法第22条に規定する通関業者の記帳、届出、報告等に関するものであるが、その記述の誤っているものはどれか…

通関業法 通関業法 第18問

次の記述は、通関業法第22条に規定する通関業者の記帳、届出、報告等に関するものであるが、その記述の誤っているものはどれか。一つを選び、その番号をマークしなさい。なお、誤っている記述がない場合には、「0」をマークしなさい。

正答 (4)
正答は (4)。 【帳簿と書類の取扱い】 通関業法第22条第1項を受けた通関業法施行令第8条は、帳簿の記載事項、保存すべき書類、保存期間を定めています。帳簿には営業所ごとに、取り扱った通関業務の種類に応じてその件数および受ける料金を記載するとともに、一件ごとに、依頼者の氏名または名称、貨物の品名および数量、書類の提出年月日、その受理番号、料金の額その他参考となるべき事項を記載します。保存期間は、帳簿はその閉鎖の日後、書類は作成の日後、それぞれ3年です。 【各選択肢の検討】 (1) 正しい記述です。施行令第8条第1項および第3項のとおりで、帳簿は営業所ごとに設け、閉鎖の日後3年間保存します。
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(2) 正しい記述です。保存すべき書類については、電磁的記録により保存することが認められています。通関業法第38条第1項も、検査の対象となる帳簿書類について、その作成または保存に代えて電磁的記録の作成または保存がされている場合の当該電磁的記録を含むと定めており、電子的な保存が前提とされていることが読み取れます。 (3) 正しい記述です。保存すべき書類のうち、税関官署に提出した輸入申告書の写しについては、その申告に係る輸入許可書の写しをこれに準ずる書類として取り扱って差し支えないものとされています。輸入許可書には申告の内容が反映されており、実質的に同じ情報を確認できるためです。 (4) 誤っている記述です。施行令第8条第4項は「第一項の規定による通関業務一件ごとの明細の記載は、通関業者が保管する第二項第一号に掲げる書類に所要の事項を追記することによつてすることができる」と定めています。つまり、税関官署等に提出した申告書等の写しに必要事項を書き足す方法によることが明文で認められています。「認められない」とする点が誤りです。同じ内容を帳簿と書類に二重に書かせる必要はない、という実務的な配慮に基づく規定です。 (5) 正しい記述です。施行令第10条第1項第2号は、定期報告書の記載事項として、報告期間中における通関業務に関する支出の総額およびその内訳を挙げています。帳簿上その支出を分別経理していないときは、合理的推定を加えて計算した支出の総額およびその内訳ならびにその計算の基礎を記載することとされています。 【定期報告書の記載事項】  報告期間中に取り扱った通関業務についての種類別の件数および受ける料金の額  報告期間中における通関業務に関する支出の総額およびその内訳  報告期間の末日における通関業務の用に供される資産の明細  その他参考となるべき事項 収入、支出、資産という三つの側面から通関業の経営状況を把握する構成になっています。

出典:第58回 通関士試験 通関業法 第18問(財務省 税関 公表)出典元ページ

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