次の記述は、関税法及び関税定率法における用語の定義に関するものであるが、その記述の正しいものはどれか。一つを選び、その番…

関税法等 関税法等 第16問

次の記述は、関税法及び関税定率法における用語の定義に関するものであるが、その記述の正しいものはどれか。一つを選び、その番号をマークしなさい。なお、正しい記述がない場合には、「0」をマークしなさい。

正答 (3)
正答は (3)。 【各選択肢の検討】 (1) 誤りです。関税法第2条第1項第1号の「輸入」の括弧書きに含まれるのは「外国の船舶により公海で採捕された水産物」です。これに対し、本邦の船舶により公海や排他的経済水域で採捕された水産物は、同項第4号により内国貨物とされます。本邦の船舶が採ったものを本邦に持ち帰ることは、そもそも輸入ではありません。「外国の船舶」と「本邦の船舶」を入れ替える、基本的でありながら間違えやすい肢です。 (2) 誤りです。関税法第7条の2第2項は「特例申告に係る貨物」を特例申告貨物と定義しています。特例申告は特例輸入者だけでなく特例委託輸入者も行うことができますから(同条第1項)、特例委託輸入者が行う特例申告に係る貨物も特例申告貨物に該当します。
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(3) 正しい記述です。関税法第7条の14第1項は、先にした納税申告、更正または決定により納付すべき税額に不足額があるときなどに、それらに係る課税標準または納付すべき税額を修正する申告をすることができるとし、これを修正申告と呼んでいます。本肢はその定義をそのまま述べたものです。 (4) 誤りです。関税法施行令第61条第1項第2号ハにいう「締約国品目証明書」は、経済連携協定の締約国の権限ある当局等が発給する品目に関する証明書です。本肢が説明しているのは、締約国の原産品であることを申告する書類、すなわち同号イの(2)にいう「締約国原産品申告書」です。名称が似ている書類の説明を入れ替える作りになっています。 (5) 誤りです。関税定率法第2条は、「輸出」について、関税法第2条第1項第2号に規定する行為のほか、「貨物を特定の国(公海並びに本邦の排他的経済水域の海域及び外国の排他的経済水域の海域で採捕された水産物については、これを採捕したその国の船舶を含む。)から他の国に向けて送り出すこと」をいうと定めています。本肢の記述はまさにこの定義に当たりますから、「該当しない」とする点が誤りです。関税定率法の「輸出」は、本邦からの送り出しに限らない広い概念である点が特徴です。 【定義規定を読む意味】 関税法と関税定率法では、同じ言葉でも範囲が異なることがあります。関税法の「輸出」は内国貨物を外国に向けて送り出すことに限られるのに対し、関税定率法の「輸出」は外国から外国へ送り出す場合も含みます。加工または修繕のため輸出された貨物の減税など、外国相互間の移動が問題になる場面があるためです。

出典:第58回 通関士試験 関税法等 第16問(財務省 税関 公表)出典元ページ

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