次の記述は、関税法第10章に規定する罰則に関するものであるが、その記述の正しいものはどれか。一つを選び、その番号をマーク…

関税法等 関税法等 第26問

次の記述は、関税法第10章に規定する罰則に関するものであるが、その記述の正しいものはどれか。一つを選び、その番号をマークしなさい。なお、正しい記述がない場合には、「0」をマークしなさい。

正答 (4)
正答は (4)。これが正しい記述です。 【過失を罰する規定がある】 関税法には、故意によるものだけでなく、重大な過失による場合を罰する規定が置かれています。税関長の許可を受けないで保税地域にある外国貨物を見本として一時持ち出す行為も、その対象です。 外国貨物は、まだ関税を納めていない貨物であり、税関の管理の下にあります。うっかり持ち出したことにしてしまえば管理の網がほころびますから、重い過失は罰せられます。 【各選択肢の検討】 (1) 誤りです。税関職員の質問に対して偽りの陳述をした者は、関税法の規定により罰せられます。通関業者が輸入者から依頼を受けて申告を代理した場合であっても、質問に答えるのはその通関業者自身ですから、責任を免れません。
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(2) 誤りです。輸入の許可を受けるべき貨物について許可を受けないで輸入した者には、貨物の価格の5倍が1,000万円を超えるときは、その5倍以下の罰金を科すことができます。高額の貨物について1,000万円で頭打ちにしては、罰金が利益に見合わなくなるためです。 (3) 誤りです。無許可で輸入された貨物について、その情を知って取得した者は、有償か無償かを問わず罰せられます。ただで受け取ったのだから構わない、とはなりません。運搬、保管、処分の媒介やあっせんをした者も同じです。 (4) 正しい記述です。上記のとおり、重大な過失による場合も処罰の対象となります。 (5) 誤りです。覚醒剤のような輸入してはならない貨物を外国貨物のまま保税運送した者は、その貨物が輸入の目的以外の目的で本邦に到着したものであっても罰せられます。輸入するつもりがなかったという言い分で、国内を動かす行為が許されるわけではありません。 【罰金の額が価格に連動するもの】 無許可輸出入罪  貨物の価格の5倍が罰金の上限額を超えるときは、          その5倍以下の罰金 関税ほ脱罪    ほ脱した関税額の10倍が罰金の上限額を超えるときは、          その10倍以下の罰金 貨物が高価であるほど、また逃れた税額が大きいほど、罰金の上限も上がる仕組みになっています。

出典:第59回 通関士試験 関税法等 第26問(財務省 税関 公表)出典元ページ

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