視程障害現象の説明として誤りはどれか。…
航空気象 第14問
視程障害現象の説明として誤りはどれか。
- (1)[HZ] 煙霧:肉眼では見えないごく小さい乾いた粒子が、大気中に浮遊している現象で、視程は5,000m以下の場合をいう。
- (2)[FG] 霧:ごく小さな水滴が大気中に浮遊する現象で、視程が1,000m未満の場合をいう。
- (3)[BR] もや:ごく小さい水滴または湿った吸湿性の粒子が大気中に浮遊している現象で、視程は1,000m以上5,000m以下の場合をいう。
- (4)[FU] 煙:ごく小さい水滴または粒子が大気中に浮遊している現象である。視程は10km未満の場合をいう。
正答 (4)
正答は (4)。煙(FU)は水滴ではありません。
【(4)のどこが誤りか】
煙(FU)は、燃焼によって生じた微粒子が大気中に浮遊する現象です。
設問は「ごく小さい水滴または粒子」としており、もや(BR)の説明が混ざっています。また視程の基準の示し方も、他の三つと揃っていません。
【視程障害現象の整理】
HZ 煙霧
肉眼では見えないごく小さい乾いた粒子が浮遊。
視程5,000m以下。
FG 霧
ごく小さな水滴が浮遊。視程1,000m未満。
BR もや
ごく小さい水滴または湿った吸湿性の粒子が浮遊。
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視程1,000m以上5,000m以下。
FU 煙
燃焼による微粒子が浮遊。
【乾いているか、湿っているか】
乾いた粒子 …… 煙霧(HZ)、煙(FU)、砂じん
水滴・湿った粒子 …… 霧(FG)、もや(BR)
この軸で分けるのが基本です。
【霧ともやの境目】
視程1,000m未満 …… 霧(FG)
視程1,000m以上5,000m以下 …… もや(BR)
同じ水滴による現象で、濃さの違いだけで名前が変わります。境目の1,000mは、そのまま着陸の可否に関わる値なので重要です。
【煙霧ともやの境目】
どちらも視程5,000m以下ですが、
煙霧 …… 乾いた粒子。湿度が低くても起こる
もや …… 湿った粒子。湿度が高いときに起こる
湿度を見れば区別がつきます。
【FUが出るとき】
山火事
野焼き
大規模火災
火山活動に伴う噴煙(別途VAで表す)
METARにFUが現れたら、風下側で急激に視程が悪化するおそれがあります。風向の変化に注意が必要です。
【視程障害の記号をまとめる】
FG …… fog(霧)
BR …… もや(mist)
HZ …… haze(煙霧)
FU …… smoke(煙)
DU …… dust(じんあい)
SA …… sand(砂じん)
VA …… volcanic ash(火山灰)
英語の頭文字から意味をたどれるものが多いので、元の単語とセットで覚えてください。
出典:令和4年7月期 航空従事者学科試験 運航管理者 航空気象 問14(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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