局地的な前線(地形性不連続線)について正しいものはどれか。…
航空気象 第9問
局地的な前線(地形性不連続線)について正しいものはどれか。
- (1)同一気団が地勢の影響によって経路が分かれ、下層がそれぞれ異なった変質をうけ、再び接触したときにできる。
- (2)暖気団から寒気団の方に暖気が押し寄せてできる。
- (3)寒暖両気団の勢力が互いに伯仲して譲らないときにできる。
- (4)温暖前線と寒冷前線を伴った低気圧の中心付近で、地上にあった暖気団を上空に押し上げ、二つの寒気団が接触したときにできる。
正答 (1)
正答は (1)。同一気団が分かれて別々に変質し、再び接触してできるものです。
【局地的な前線(地形性不連続線)】
もともと一つの気団であっても、山脈などの地形によって
経路が二手に分かれる
↓
それぞれ違う地表面の上を通る
↓
下層が異なった変質を受ける
↓
再び合流して接触したとき、性質の差が不連続線になる
という過程でできます。
【普通の前線との違い】
普通の前線 …… 別々の気団の境界
地形性不連続線 …… 同じ気団が分かれて
別々に変質した結果の境界
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出発点が同じ空気でも、通ってきた道が違えば性質が変わり、ぶつかれば前線と同じような現象を起こします。
【他の選択肢はそれぞれ別の前線】
(2) 暖気団から寒気団の方に暖気が押し寄せる→ 温暖前線
(3) 寒暖両気団の勢力が伯仲して譲らない→ 停滞前線(梅雨前線、秋雨前線)
(4) 地上にあった暖気団を上空に押し上げ、二つの寒気団が接触する→ 閉塞前線
【四つの前線の整理】
温暖前線 …… 暖気が寒気を押す
寒冷前線 …… 寒気が暖気を押す
停滞前線 …… 押し合って動かない
閉塞前線 …… 寒冷前線が温暖前線に追いついた
低気圧の一生は、温暖前線と寒冷前線ができ、寒冷前線のほうが速く動いて追いつき、閉塞前線になって衰える、という流れをたどります。
【運航上の意味】
地形性不連続線は天気図に描かれないことが多く、予報が難しいのが特徴です。
局地的な雲の発生
風向の急変
視程の悪化
これらが「天気図上は何もないところ」で起こるため、空港周辺の地形と風の関係を知っておくことが実務では重要になります。
出典:令和5年3月期 航空従事者学科試験 運航管理者 航空気象 問9(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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