蛍光ガラス線量計(RPLD)と光刺激ルミネセンス線量計(OSLD)に関する次のAからDの記述について、正しいものの組合せ…
エックス線の測定に関する知識 第27問
蛍光ガラス線量計(RPLD)と光刺激ルミネセンス線量計(OSLD)に関する次のAからDの記述について、正しいものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。A 素子として、RPLDでは銀活性リン酸塩ガラスが、OSLDでは炭素添加酸化アルミニウムなどが用いられている。B 線量読み取りのための発光は、RPLDでは紫外線照射により、OSLDでは緑色レーザー光などの照射により行われる。C 線量の読み取りは、OSLDでは繰り返し行うことができるが、RPLDでは1回しか行うことができない。D RPLD、OSLDのいずれの素子も、使用後、高温下でのアニーリングにより再度使用することができる。
- (1)A,B
- (2)A,C
- (3)A,D
- (4)B,C
- (5)B,D
正答 (1)
正答は (1)。A,B が正しい記述です。
【正しいもの】
A 素子として、RPLDでは銀活性リン酸塩ガラスが、
OSLDでは炭素添加酸化アルミニウムなどが用いられている
B 線量読み取りのための発光は、RPLDでは紫外線照射に
より、OSLDでは緑色レーザー光などの照射により行われる
【誤っているもの】
C RPLDも繰り返し読み取れる → 「1回しか行うことが
できない」は誤り
D OSLDは光学的アニーリング(強い光を当てる)で消去
する → 「いずれも高温下でのアニーリング」は誤り
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【二つの線量計】
RPLD(蛍光ガラス線量計)
素子 銀活性リン酸塩ガラス
刺激 紫外線
現象 ラジオフォトルミネセンス
消去 高温(400℃程度)でのアニーリング
OSLD(光刺激ルミネセンス線量計)
素子 炭素添加酸化アルミニウム
刺激 緑色レーザー光
現象 輝尽性蛍光
消去 光学的アニーリング(強い光を当てる)
→ どちらも繰り返し読み取れる
【Cが誤りなわけ】
1回しか読めないのはTLD
TLDは加熱で読むので、読み取りと同時に情報が消えます。RPLDもOSLDも、刺激しても蓄えが残るので、何度でも読み直せます。
読み直せることは、測定値を確かめられるという大きな利点です。
【Dが誤りなわけ】
RPLD → 熱で消す
OSLD → 光で消す
RPLDは「読み取りは光、消去は熱」と、手段が分かれています。だから読み取りでは消えません。OSLDは「読み取りも消去も光」ですが、弱い光で読み、強い光で消すという強さの違いで使い分けます。
【三つのルミネセンス線量計】
TLD 加熱 → 情報が消える(1回のみ)
RPLD 紫外線 → 繰り返し読める
OSLD 緑色レーザー光 → 繰り返し読める
【フェーディング】
RPLDは極めて小さいので、長期間の積算に向きます。
出典:エックス線作業主任者 2023年上半期実施分(2023年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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