エックス線作業主任者に関する次の記述のうち、労働安全衛生関係法令上、正しいものはどれか。…
関係法令 第14問
エックス線作業主任者に関する次の記述のうち、労働安全衛生関係法令上、正しいものはどれか。
- (1)エックス線作業主任者は、エックス線装置を用いて放射線業務を行う事業場ごとに1人選任しなければならない。
- (2)満20歳未満の者は、エックス線作業主任者免許を受けることができない。
- (3)診療放射線技師免許を受けた者又は原子炉主任技術者免状若しくは第一種放射線取扱主任者免状の交付を受けた者は、エックス線作業主任者免許を受けていなくても、エックス線作業主任者として選任することができる。
- (4)エックス線作業主任者を選任したときは、作業主任者の氏名及びその者に行わせる事項について、作業場の見やすい箇所に掲示する等により、関係労働者に周知させなければならない。
- (5)エックス線作業主任者は、その職務の一つとして、作業場のうち管理区域に該当する部分について、作業環境測定を行わなければならない。
正答 (4)
正答は (4)。エックス線作業主任者を選任したときは、氏名及びその者に行わせる事項について、作業場の見やすい箇所に掲示する等により、関係労働者に周知させなければなりません。
【ほかの選択肢】
(1) 「事業場ごとに1人」ではない。管理区域ごとに選任
する
(2) 満18歳未満の者は免許を受けることができない → 「満20歳
未満」は誤り
(3) 診療放射線技師や原子炉主任技術者等であっても、エックス線
作業主任者免許が必要
(5) 作業環境測定は、作業主任者の職務ではない
解説の続きをみる続きを閉じる
【満18歳】
エックス線作業主任者免許は、満18歳以上
労働安全衛生法上の免許は、多くが18歳を下限としています。高圧室内作業主任者免許が満20歳であるのと比べると、免許によって年齢要件が違うことが分かります。
【エックス線作業主任者の職務(電離則第47条)】
・管理区域・立入禁止区域の標識が規定どおり設けられるように
措置する
・照射筒・しぼり・ろ過板が適切に使用されるように措置する
・間接撮影・透視・透過写真撮影のときの措置(第12条・第13条・
第18条の2)を講ずる
・線量ができるだけ少なくなるように照射条件等を調整する
・警報装置等(第17条第1項)の措置を点検し、異常があれば直ちに
必要な措置を講ずる
・照射開始前・照射中、立入禁止の場所に労働者が立ち入って
いないことを確認する
・放射線測定器が規定どおり装着されているかを点検する
・作業の方法を決定し、放射線業務従事者を指揮する
→ いずれも「その現場で、その作業について行うこと」
【(5)が職務でないわけ】
作業環境測定は、一定の周期で、決められた方法により行う
作業主任者の職務は、標識・照射筒等の措置、立入りの確認、放射線測定器の装着の点検など、現場の作業そのものに関わることです。作業環境測定は、それとは別の仕事として整理されています。
【(3)が誤りなわけ】
免許は、それぞれの業務に対応している
診療放射線技師免許は医療の資格、放射線取扱主任者免状は放射性同位元素等規制法の資格です。労働安全衛生法上のエックス線作業主任者としては、専用の免許が要ります。
似た分野の資格があっても、代わりにはなりません。
【(1)が誤りなわけ】
エックス線作業主任者は、管理区域ごとに選任する(電離則第46条)
一つの事業場に管理区域が複数あれば、それぞれに選任が必要です。
【周知の方法】
作業場の見やすい箇所に掲示する等
労働基準監督署長への報告は不要です。報告が要るのは、総括安全衛生管理者、安全管理者、衛生管理者、産業医といった事業場全体の管理者です。
出典:エックス線作業主任者 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「関係法令」のほかの問題
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第14問次のAからEの事項について、電離放射線障害防止規則において、エックス線作業主任者の職務と
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第12問工業用の特定エックス線装置を用いて放射線装置室で透視を行うときに講ずべき措置について述べ
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第20問常時800人の労働者を使用する製造業の事業場における衛生管理体制に関する(1)~(5)の
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第18問次のAからDの場合について、所轄労働基準監督署長にその旨又はその結果を報告しなければなら
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第16問エックス線装置構造規格に基づき、特定エックス線装置の見やすい箇所に表示しなければならない
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第14問エックス線装置を用いて放射線業務を行う場合の外部放射線の防護に関する次の措置のうち、電離
スポンサーリンク

