エックス線装置を用いて放射線業務を行う場合の外部放射線の防護に関する次の措置のうち、電離放射線障害防止規則に違反していな…
関係法令 第17問
エックス線装置を用いて放射線業務を行う場合の外部放射線の防護に関する次の措置のうち、電離放射線障害防止規則に違反していないものはどれか。
- (1)装置の外側における外部放射線による1cm線量当量率が20µSv/hを超えないように遮蔽された構造のエックス線装置を、放射線装置室以外の室に設置して使用している。
- (2)工業用のエックス線装置を設置した放射線装置室内で、磁気探傷法や超音波探傷法による非破壊検査も行っている。
- (3)管電圧200kVのエックス線装置を放射線装置室に設置して使用するとき、装置に電力が供給されている旨を関係者に周知させる措置として、手動の表示灯を用いている。
- (4)工業用のエックス線装置を放射線装置室以外の場所で使用するとき、作業に従事する者が立ち入ることを禁止されている場所を標識により明示していない。
- (5)照射中に労働者の身体の一部がその内部に入るおそれのある工業用の特定エックス線装置を用いて透視を行うときは、エックス線管に流れる電流が定格管電流の2.5倍に達したときに、直ちに、エックス線回路を開放位にする自動装置を設けている。
正答 (1)
正答は (1)。これが電離放射線障害防止規則に違反していません。
装置の外側における外部放射線による1cm線量当量率が20µSv/hを超えないように遮蔽された構造のエックス線装置は、放射線装置室以外の室に設置して使用できます。
【20µSv/h以下なら装置室の外でもよい】
装置そのものが十分に遮蔽されていれば、部屋で囲う必要がない
この基準を満たさない装置は、放射線装置室に設置しなければなりません。装置で守るか、部屋で守るかという考え方です。
【ほかの選択肢】
(2) 放射線装置室内で、磁気探傷法や超音波探傷法による非破壊
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検査も行っている 違反
(3) 管電圧200kVのエックス線装置を放射線装置室に設置して
使用するとき、手動の表示灯を用いている 違反
(4) 放射線装置室以外の場所で使用するとき、立入禁止の場所を
標識により明示していない 違反
(5) 透視を行うとき、定格管電流の2.5倍に達したときに回路を
開放位にする自動装置を設けている 違反
【(2)が違反なわけ】
放射線装置室は、エックス線業務専用の部屋
磁気探傷や超音波探傷は、放射線を使わない検査です。その作業のために人が出入りすれば、不必要な被ばくを招きます。
【(3)が違反なわけ】
放射線装置室に設置した装置で、定格管電圧が150kVを超えるもの → 自動警報装置が必要
200kVは150kVを超えるので、手動の表示灯では足りません。人が付けるのを忘れれば、意味をなさないからです。
なお、放射線装置室以外の場所で使用する場合は、この規定にあたりません。設置場所の条件を読み落とさないことが要点です。
【(4)が違反なわけ】
放射線装置室以外の場所で使用するときは、立入禁止の区域を標識により明示しなければならない
部屋という仕切りがない以上、線で区切って示すほかありません。
【(5)が違反なわけ】
正しくは定格管電流の2倍以上の電流に達したとき
2.5倍では、2倍から2.5倍までの範囲で作動しません。その間は規定を超えた状態が続いてしまいます。
出典:エックス線作業主任者 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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