糖及び糖鎖に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。…
薬学理論問題(生物) 第115問
糖及び糖鎖に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- (1)グリコーゲンホスホリラーゼの触媒する反応により、グリコーゲンが加水分解されてグルコース1︲リン酸が生じる。
- (2)哺乳類の細胞表面の膜タンパク質において、N︲結合型糖鎖は主としてリシン残基に付加される。
- (3)A 型インフルエンザウイルスは、宿主細胞膜上の糖鎖末端のシアル酸に結合する。
- (4)CHO 細胞(チャイニーズハムスター卵巣細胞)で産生させた遺伝子組換えモノクローナル抗体に付加する糖鎖は、一般的に均一なものとなる。
- (5)ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸は繰り返し構造をもったポリアニオンである。
正答 (3)(5)
正答は (3)と(5)。インフルエンザウイルスの HA は宿主細胞の糖鎖末端のシアル酸に結合し、ヒアルロン酸などは陰性の糖の繰り返しです。
A 型インフルエンザウイルスは、表面のヘマグルチニン(HA)で細胞膜の糖鎖末端のシアル酸に結合して侵入し、ノイラミニダーゼでシアル酸を切って放出されます。ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸はグリコサミノグリカンで、カルボキシ基や硫酸基をもつ二糖単位が繰り返すポリアニオンです。
【ほかの選択肢】
(1) グリコーゲンホスホリラーゼの反応は、無機リン酸による加リン酸分解。加水分解ではない 誤り
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(2) N-結合型糖鎖はアスパラギン残基の側鎖のアミド窒素に付く。リシンではない 誤り
(4) CHO 細胞でつくった抗体の糖鎖は、末端のガラクトースやシアル酸などの違いで不均一になる 誤り
出典:第106回 薬剤師国家試験 問115(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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