40 歳女性。3 年前に多発性関節炎を認め外来受診したところ、関節リウマチと診断された。メトトレキサートとプレドニゾロン…
薬学理論問題(薬理) 第156問
40 歳女性。3 年前に多発性関節炎を認め外来受診したところ、関節リウマチと診断された。メトトレキサートとプレドニゾロンによる治療が開始され、徐々に増量することにより症状の改善を認めていたが、最近、関節痛が再燃した。関節リウマチ治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- (1)サラゾスルファピリジンは、T 細胞における炎症性サイトカインの産生を抑制する。
- (2)ペニシラミンは、分子内に2 個のSH 基を有し、リウマトイド因子のジスルフィド結合の解離を抑制する。
- (3)エタネルセプトは、ヤヌスキナーゼを阻害して、サイトカイン受容体を介した細胞内情報伝達を阻害する。
- (4)インフリキシマブは、キメラ型抗ヒトTNF︲α モノクローナル抗体で、TNF︲αの受容体への結合を阻害する。
- (5)トシリズマブは、ヒト型可溶性TNF Ⅱ型受容体︲Fc 融合タンパク質で、TNFの作用を抑制する。
正答 (1)(4)
正答は (1)と(4)。サラゾスルファピリジンは T 細胞などの炎症性サイトカインの産生を抑え、インフリキシマブはキメラ型の抗 TNF-α 抗体です。
インフリキシマブは TNF-α に結合して受容体への結合を妨げます。キメラ型の抗体なので、抗体ができるのを抑えるために関節リウマチではメトトレキサートと併用します。
【ほかの選択肢】
(2) ペニシラミンの SH 基は1個で、リウマトイド因子などのジスルフィド結合を解離させると考えられている 誤り
(3) エタネルセプトはヒト型可溶性 TNF 受容体と Fc の融合タンパク質で、TNF を捕まえる。ヤヌスキナーゼを阻害するのはトファシチニブなど 誤り
(5) トシリズマブはヒト化抗 IL-6 受容体抗体。TNF 受容体-Fc 融合タンパク質はエタネルセプト 誤り
出典:第106回 薬剤師国家試験 問156(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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