60 歳女性。身長160 cm、体重75 kg。検診にて50 歳時に脂質異常症を、55 歳時に糖尿病を指摘され加療中であ…

薬学実践問題(薬理) 第261問

60 歳女性。身長160 cm、体重75 kg。検診にて50 歳時に脂質異常症を、55 歳時に糖尿病を指摘され加療中である。また、昨年よりeGFR が36.3mL/min/1.73 m² まで低下したため生活指導も受けている。外来診療において、次の薬剤が処方されている。(処方)エンパグリフロジン錠10 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)エゼチミブ錠10 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)ロスバスタチン口腔内崩壊錠5 mg 1 回4 錠(1 日4 錠)1 日1 回 朝食後 30 日分処方されている薬物及び前問で処方の修正を提案する薬物のうち、脂質異常症の改善に寄与する薬物の作用機序はどれか。2つ選べ。

正答 (4)(5)
正答は (4)と(5)。エボロクマブは PCSK9 に結合して LDL 受容体の分解を抑え、エゼチミブは小腸のコレステロールトランスポーターを阻害します。 PCSK9 は LDL 受容体と結合してその分解を進めるタンパク質で、エボロクマブはこれを妨げて肝臓の LDL 受容体を増やします。エゼチミブは小腸の NPC1L1 を阻害してコレステロールの吸収を抑えます。 【ほかの選択肢】 (1) このような作用の薬は、処方にも提案した薬にもない 誤り (2) スタチンは HMG-CoA 還元酵素を阻害し、HMG-CoA からメバロン酸ができるのを抑える。HMG-CoA の生合成の阻害ではない 誤り (3) コレスチミドは肝臓の LDL 受容体を増やす。減少させるのではない 誤り

出典:第106回 薬剤師国家試験 問261(厚生労働省 公表)出典元ページ

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