この患者におけるバンコマイシンの治療薬物モニタリング(TDM)及び治療上の注意に関する記述として、適切なのはどれか。2つ…
薬学実践問題(実務) 第273問
この患者におけるバンコマイシンの治療薬物モニタリング(TDM)及び治療上の注意に関する記述として、適切なのはどれか。2つ選べ。
- (1)血糖値が高いとバンコマイシンの血中濃度が過小評価されるので、過量投与にならないよう注意する。
- (2)消失半減期が延長しているため、反復投与による血中濃度の上昇に注意する。
- (3)点滴終了から1 ~2 時間後にピーク濃度を測定し、最小発育阻止濃度以上の血中濃度であれば十分な治療効果が見込める。
- (4)1 日1 回1 g の投与を続けると、定常状態ではトラフ濃度が₃2 ng/mL を超えると見積もられる。
- (5)下肢潰瘍に対する抗真菌薬治療を行う場合、アムホテリシンB との併用は腎障害の危険性が高まるため避けることが望ましい。問274−275 ₅₆ 歳女性。1₀ 年前に高血圧と糖尿病と診断され、本日、以下の処方が記載された処方箋を薬局に持参した。(処方1 )(注1)アダラートCR 錠2₀ mg1 回1 錠(1 日1 錠)1 日1 回 朝食後 ₃₀ 日分(処方2 )(注2)メトグルコ錠₅₀₀ mg1 回1 錠(1 日₃ 錠)1 日₃ 回 朝昼夕食後 ₃₀ 日分注1:ニフェジピン塩酸塩徐放錠(注2:メトホルミン塩酸塩錠)患者から、医療費の負担をなるべく小さくしたいので、後発医薬品に変更できないか薬剤師に相談があった。しかし、処方箋の「変更不可」欄には両処方ともチェック(✓)が記載されていた。処方医に相談したところ、後発医薬品が先発医薬品と同等の有効性と安全性及び品質を有している根拠を説明することになった。
正答 (2)(5)
正答は (2)と(5) です。
この設問は「適切なもの」を選ぶ形式です。つまり 「消失半減期が延長しているため、反復投与による血中濃度の上昇に注意する。」と「下肢潰瘍に対する抗真菌薬治療を行う場合、アムホテリシンB との併用は腎障害の危険性が高まるため避けることが望ましい。問274−275 ₅₆ 歳女性。1₀ 年前に高血圧と糖尿病と診断され、本日、以下の処方が記載された処方箋を薬局に持参した。(処方1 )(注1)アダラートCR 錠2₀ mg1 回1 錠(1 日1 錠)1 日1 回 朝食後 ₃₀ 日分(処方2 )(注2)メトグルコ錠₅₀₀ mg1 回1 錠(1 日₃ 錠)1 日₃ 回 朝昼夕食後 ₃₀ 日分注1:ニフェジピン塩酸塩徐放錠(注2:メトホルミン塩酸塩錠)患者から、医療費の負担をなるべく小さくしたいので、後発医薬品に変更できないか薬剤師に相談があった。しかし、処方箋の「変更不可」欄には両処方ともチェック(✓)が記載されていた。処方医に相談したところ、後発医薬品が先発医薬品と同等の有効性と安全性及び品質を有している根拠を説明することになった。」の2つが正しい内容で、残りの選択肢には誤りが含まれています。
出典:第106回 薬剤師国家試験 問273(厚生労働省 公表)
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