薬物依存及びその治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。…
薬学理論問題(薬理) 第152問
薬物依存及びその治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- (1)身体依存は、薬物の反復使用により、その効果が減弱し目的の効果を得るために増量しなければならなくなった状態である。
- (2)コカインの長期連用は、精神依存を起こすが、身体依存を起こしにくい。
- (3)慢性疼痛下のがん患者に適正に使用されたモルヒネは、精神依存を起こしにくい。
- (4)依存性薬物は、脳内報酬系におけるドパミン作動性神経を抑制する。
- (5)ジスルフィラムは、グルタミン酸NMDA 受容体を遮断して飲酒欲求を抑制する。
正答 (2)(3)
正答は (2)と(3)。コカインは精神依存が強いが身体依存は起こしにくく、がんの痛みに適正に使うモルヒネは精神依存を起こしにくいとされます。
痛みがあるときは、オピオイドによる報酬系の活性化が抑えられるため、精神依存が起こりにくいと考えられています。身体依存は、薬が切れると退薬症状(離脱症状)が出る状態です。
【ほかの選択肢】
(1) 反復使用で効果が弱まり、増量が必要になる状態は耐性。身体依存ではない 誤り
(4) 依存性薬物は、中脳の腹側被蓋野から側坐核へ向かうドパミン作動性神経を活性化し、ドパミンの遊離を増やす。抑制ではない 誤り
解説の続きをみる続きを閉じる
(5) ジスルフィラムはアルデヒド脱水素酵素を阻害し、飲酒時にアセトアルデヒドをためて不快な症状を起こす抗酒薬。NMDA 受容体に作用して飲酒欲求を抑えるのはアカンプロサート 誤り
出典:第107回 薬剤師国家試験 問152(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「薬学理論問題(薬理)」のほかの問題
- 2021年(令和3年) 第152問副交感神経系に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 2021年(令和3年) 第168問内分泌系に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 2023年(令和5年) 第163問肝疾患、膵疾患及び胆道疾患の治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 2024年(令和6年) 第160問高血圧症に用いられる薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 2025年(令和7年) 第155問抗アレルギー薬に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 2026年(令和8年) 第152問副交感神経系に作用する薬物の作用機序に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
スポンサーリンク

