中枢性及び末梢性筋弛緩薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。…
薬学理論問題(薬理) 第154問
中枢性及び末梢性筋弛緩薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- (1)エペリゾンは、γ︲アミノ酪酸GABAB 受容体を遮断して、脊髄における多シナプス反射を抑制する。
- (2)チザニジンは、アドレナリンα₂ 受容体を刺激して、脊髄反射を抑制する。
- (3)ダントロレンは、神経筋接合部のアセチルコリンNM 受容体を刺激して、持続的な脱分極を引き起こす。
- (4)ロクロニウムは、神経筋接合部のアセチルコリンNM 受容体を競合的に遮断する。
- (5)A 型ボツリヌス毒素は、筋小胞体のリアノジン受容体に作用して、Ca²⁺ 遊離を抑制する。
正答 (2)(4)
正答は (2)と(4)。チザニジンは α₂ 受容体刺激で脊髄反射を抑え、ロクロニウムは NM 受容体を競合的に遮断する筋弛緩薬です。
チザニジンは中枢性筋弛緩薬で、痙性麻痺や筋緊張状態の改善に使います。ロクロニウムは非脱分極性筋弛緩薬で、作用はスガマデクスで速やかに解除できます。
【ほかの選択肢】
(1) エペリゾンは脊髄の多シナプス反射などを抑える中枢性筋弛緩薬。GABAB 受容体に作用するのはバクロフェンで、遮断ではなく刺激 誤り
(3) ダントロレンは、骨格筋の筋小胞体のリアノジン受容体からの Ca²⁺ 遊離を抑える。脱分極を持続させるのはスキサメトニウム 誤り
(5) A 型ボツリヌス毒素は、運動神経終末からのアセチルコリンの放出を抑える。リアノジン受容体に作用するのはダントロレン 誤り
出典:第107回 薬剤師国家試験 問154(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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