2 型糖尿病の治療に使用される薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。…
薬学理論問題(薬理) 第163問
2 型糖尿病の治療に使用される薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- (1)ミチグリニドは、スルホニル尿素受容体に結合してATP 感受性K⁺ チャネルを遮断することで、膵β 細胞の細胞膜を脱分極させる。
- (2)ピオグリタゾンは、ペルオキシソーム増殖剤応答性受容体γ(PPARγ)を活性化することで、脂肪細胞の分化を促進する。
- (3)イプラグリフロジンは、ナトリウム︲グルコース共輸送体2 (SGLT2)を阻害することで、小腸でのグルコースの吸収を選択的に抑制する。
- (4)リナグリプチンは、グルカゴン様ペプチド︲1(GLP︲1)受容体を活性化することで、グルコース濃度依存的にインスリン分泌を促進する。
- (5)メトホルミンは、AMP 活性化プロテインキナーゼ(AMPK)を阻害することで、骨格筋でのグルコーストランスポーター4 (GLUT4)の細胞膜への移行を促進する。
正答 (1)(2)
正答は (1)と(2)。ミチグリニドは SU 受容体に結合して ATP 感受性 K⁺ チャネルを遮断し、ピオグリタゾンは PPARγ を活性化して脂肪細胞の分化を促します。
ミチグリニドは速効型インスリン分泌促進薬で、食直前に飲み、食後の高血糖を改善します。ピオグリタゾンは、小型の脂肪細胞を増やしてインスリン抵抗性を改善します。
【ほかの選択肢】
(3) SGLT2 は腎臓の近位尿細管にあり、イプラグリフロジンはグルコースの再吸収を抑えて尿に出す。小腸での吸収を抑えるものではない 誤り
(4) リナグリプチンは DPP-4 を阻害して、GLP-1 などのインクレチンの分解を抑える。GLP-1 受容体を直接活性化するものではない 誤り
(5) メトホルミンは AMPK を活性化し、肝臓での糖新生を抑える。阻害ではない 誤り
出典:第107回 薬剤師国家試験 問163(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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