75 歳女性。骨粗しょう症の治療のため、近隣の整形外科クリニックに通院しており、以下の処方箋を持って薬局を訪れた。(処方…
薬学実践問題(化学) 第213問
75 歳女性。骨粗しょう症の治療のため、近隣の整形外科クリニックに通院しており、以下の処方箋を持って薬局を訪れた。(処方)リセドロン酸Na 錠2.5 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)1 日1 回 起床時 14 日分この患者は、1 ヶ月前からこの薬剤を継続服用している。薬剤師は患者の医薬品に関する理解度を高めるために、繰り返し、服用に関する注意点を説明することにした。処方薬の化学的性質として、誤っているのはどれか。1つ選べ。
- (1)粘膜刺激性がある。
- (2)カルシウムイオンなどの金属イオンに対して高い親和性を示す。
- (3)小腸では高極性のイオン型をとる。
- (4)ヒドロキシアパタイトに吸着する。
- (5)塩基性溶液中では加水分解される。
正答 (5)
正答は (5)。ビスホスホネートの P-C-P 結合は、ピロリン酸の P-O-P 結合と違って加水分解されにくい構造です。これが誤りです。
リセドロン酸は、ピロリン酸の酸素を炭素に置き換えたビスホスホネートで、酵素でも化学的にも分解されにくく、骨に長くとどまります。
【ほかの選択肢】
(1) 食道などの粘膜に刺激があり、服用後に横にならないなどの注意が必要 正しい
(2) ホスホン酸基がカルシウムなどの金属イオンとキレートをつくる 正しい
(3) ホスホン酸基は小腸の pH でイオン化して極性が高く、吸収率は低い 正しい
(4) 骨のヒドロキシアパタイトに強く吸着し、破骨細胞に取り込まれて骨吸収を抑える 正しい
出典:第107回 薬剤師国家試験 問213(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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