55 歳男性。2 型糖尿病。内服薬による血糖のコントロールが不良のため、インスリン導入の目的で教育入院を行い、超速効型イ…
薬学実践問題(実務) 第276問
55 歳男性。2 型糖尿病。内服薬による血糖のコントロールが不良のため、インスリン導入の目的で教育入院を行い、超速効型インスリンの投与が開始された。しかし退院後、仕事が多忙のため自己注射が不規則になった。現状の改善が図れないことから、かかりつけ薬剤師が処方医にトレーシングレポートを書き、使用製剤の見直しについて処方提案を行った。その結果、次回来局時には以下のように変更された処方箋を持参した。ライゾデグ配合注フレックスタッチ(注)1 回12 単位 1 日1 回 朝食直前(注) インスリン デグルデク(遺伝子組換え)・インスリン アスパルト(遺伝子組換え)溶解インスリンアナログ注射液生活の状況を考慮して処方変更となった患者への説明として、適切なのはどれか。1つ選べ。
- (1)以前処方されていた超速効型インスリンも併用する。
- (2)注射をする前に、十分に転倒混和して懸濁させる。
- (3)注射を忘れた日は、空腹時でも注射する。
- (4)風邪に伴う発熱や悪寒が現われても自己判断で中止しない。
- (5)血糖値に応じて適宜注入単位を調整する。
正答 (4)
正答は (4)。発熱などで体調が悪いとき(シックデイ)も、自己判断でインスリンを中止せず、主治医に相談するよう伝えます。
ライゾデグは持効型のデグルデクと超速効型のアスパルトを 7:3 で含み、1日1回なら主たる食事の直前に注射します。注射の回数を減らし、仕事が忙しくても続けやすくするための変更です。シックデイでは血糖が上がりやすく、インスリンを止めるとケトアシドーシスなどのおそれがあります。
【ほかの選択肢】
(1) 処方されていない超速効型インスリンを自分の判断で重ねて使わない 誤り
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(2) 溶解インスリンの透明な製剤で、懸濁させる必要はない 誤り
(3) 超速効型を含むので、食事をしないときに打つと低血糖のおそれがある。忘れたときの打ち方は医師の指示に従う 誤り
(5) 単位は医師の指示どおりにし、自分で調整しない 誤り
出典:第107回 薬剤師国家試験 問276(厚生労働省 公表)出典元ページ
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