72 歳男性。経口血糖降下薬を用いた治療を受けていたが、健康診断にて腎機能は正常であるが肝機能の異常を指摘され、精査目的…
薬学実践問題(実務) 第278問
72 歳男性。経口血糖降下薬を用いた治療を受けていたが、健康診断にて腎機能は正常であるが肝機能の異常を指摘され、精査目的で入院となった。病棟担当薬剤師が入院時持参薬の鑑別結果をもとに初回面談の際に指導を行う予定である。(持参薬)グリメピリド錠1 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)1 日1 回 朝食後 30 日分ビルダグリプチン錠50 mg 1 回1 錠(1 日2 錠)メトホルミン塩酸塩錠250 mg 1 回2 錠(1 日4 錠)1 日2 回 朝夕食後 30 日分主治医からの情報で、本患者には肝腫瘍の疑いがあるため、明後日朝にイオパミドール注射液を用いた画像検査が予約されていることが判明した。病棟担当薬剤師が患者に対して行う説明の内容として、適切なのはどれか。2つ選べ。
- (1)本画像検査に際しメトホルミンの服用は検査前日から休止する。
- (2)グリセリン浣腸を本画像検査前夜に行う。
- (3)本剤の主成分はX 線吸収能が高いため、腫瘍を明瞭に描出できる。
- (4)造影剤を使用しても腎機能については特に注意する必要はない。
- (5)十分な水分補給は画像検査後の強い痒みが出る場合に行う。
正答 (1)(3)
正答は (1)と(3)。ヨード造影剤の検査ではメトホルミンを検査前に休止し、ヨウ素は X 線をよく吸収するので腫瘍がはっきり写ります。
メトホルミンは、ヨード造影剤と併用すると乳酸アシドーシスを起こすことがあるため、添付文書では緊急の場合を除いて検査前に一時休止し、造影剤の投与後48時間は再開しないこととされています。イオパミドールはヨウ素を含む非イオン性の造影剤で、CT などで病変を描き出します。
【ほかの選択肢】
(2) グリセリン浣腸は大腸の検査などの前処置で、この造影検査には必要ない 誤り
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(4) ヨード造影剤は腎障害を起こすことがあり、腎機能に注意が要る 誤り
(5) 水分補給は造影剤の排泄を促し腎障害を防ぐために行う。かゆみへの対処ではない 誤り
出典:第107回 薬剤師国家試験 問278(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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