近隣で喫茶店を営む高齢男性から、体調変化に関してかかりつけ薬剤師に相談があった。以前から神経因性疼痛があり、一般用医薬品…
薬学実践問題(実務) 第284問
近隣で喫茶店を営む高齢男性から、体調変化に関してかかりつけ薬剤師に相談があった。以前から神経因性疼痛があり、一般用医薬品の芍薬甘草湯を服用しているが、「最近、足がむずむずして気持ち悪いことが多く、夜も寝られないことがある。」とのことだった。近医を紹介し、お薬手帳を持参の上で受診するように提案した。その後、紹介した医師より、ドパミンアゴニスト使用不可のレストレスレッグス症候群(下肢静止不能症候群)と診断され、以下の処方を考えている旨の連絡がこのかかりつけ薬剤師にあった。ガバペンチン エナカルビル錠(注)300 mg 1 回2 錠(1 日2 錠)1 日1 回 夕食後 14 日分(注)徐放錠である。かかりつけ薬剤師が、患者や医師に対して行う処方薬に関する説明として適切なのはどれか。2つ選べ。
- (1)飲みにくい場合は、自身で飲みやすいサイズに分割するように患者に説明する。
- (2)用量調整が必要になるので、肝機能検査値を医師に確認する。
- (3)芍薬甘草湯は併用できないので、服用中止を患者に説明する。
- (4)霧視等の眼障害について、診察時に医師から説明を受けたかについて患者に確認する。
- (5)眠気等が起こることがあるので自動車の運転は控えることを患者に説明する。
正答 (4)(5)
正答は (4)と(5)。ガバペンチン エナカルビルは霧視などの眼障害の注意が必要で、眠気・めまいがあるので自動車の運転は控えます。
添付文書では、弱視・霧視・複視などの眼障害が起こる可能性があるため、診察時に眼障害について問診するなど注意することとされています。また、傾眠や浮動性めまいが起こることがあるので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作はさせないよう注意します。
【ほかの選択肢】
(1) 徐放錠なので、割ったりかみ砕いたりせず、そのまま飲む 誤り
(2) 活性体のガバペンチンは腎臓から排泄されるため、量の調整に要るのは腎機能の値 誤り
(3) 芍薬甘草湯と併用できないという決まりはない 誤り
出典:第107回 薬剤師国家試験 問284(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「薬学実践問題(実務)」のほかの問題
- 2025年(令和7年) 第257問63 歳男性。5 年前に糖尿病性腎症と診断され、シタグリプチンリン酸塩水和物、アルファカ
- 2026年(令和8年) 第227問院内の感染症対策委員会において、インフルエンザ流行への対応策を検討した結果、高齢者の死亡
- 2021年(令和3年) 第197問27 歳既婚女性。生理が遅れているため、自宅近隣のドラッグストアで、妊娠検査薬※を購入し
- 2021年(令和3年) 第332問63 歳男性。体重60 kg。症候性の急性低ナトリウム血症(血清ナトリウム濃度108 m
- 2023年(令和5年) 第309問ある薬局は、地域の飲食店等からの要望を受け、毒物劇物販売業の登録を申請し、劇物である苛性
- 2024年(令和6年) 第278問1 歳6 ケ月女児。体重10 kg。昼過ぎから発熱(38 ℃)のため、一般用医薬品の解熱
スポンサーリンク

