アダリムマブの自己注射を開始後、関節リウマチの症状は軽快して、患者は大変喜んでいたが、約₆ ヶ月後、次第に湿性の咳と全身…
薬学実践問題(病態) 第289問
アダリムマブの自己注射を開始後、関節リウマチの症状は軽快して、患者は大変喜んでいたが、約₆ ヶ月後、次第に湿性の咳と全身倦怠感が出現するようになった。(検査値及び所見)赤血球沈降速度₃₀ mm/h(基準値₃ ~₁₅)、CRP ₁.₀ mg/dL、HbA₁c ₅.₄%(NGSP 値)、インターフェロンガンマ遊離試験陽性この状況に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- (1)関節リウマチの再燃が疑われる。
- (2)糖尿病発症の可能性がある。
- (3)結核感染が疑われる。
- (4)アバタセプトの併用を検討する必要がある。
- (5)アダリムマブの投与中止を検討する必要がある。問290−291 ₅₈ 歳男性。身長₁₆₂ cm、体重₈₈ kg。₁₀ 年前から健康診断で、高血圧及び高血糖を指摘されていたが放置していた。喫煙歴₃₀ 年(₁ 日₁₀ 本程度)、₂₀ 歳ごろよりビール大びん₂ 本と日本酒₁ 合程度をほぼ毎日飲酒していた。数ヶ月前より、全身倦怠感が次第に強くなってきているのを自覚していたが、本日、外出中に駅の階段で動けなくなり、救急搬送された。(来院時の所見及び検査値)意識は清明であり、四肢に運動・感覚障害は認めない。血圧₁₉₀/₁₁₀ mmHg、心拍数₇₂ 拍/分、AST ₂₁₀ IU/L、ALT ₁₅₀ IU/L、c︲GTP ₁₇₅ IU/L、血清クレアチニン値₀.₇₁ mg/dL、血清浸透圧₃₀₀ mOsm/L、血糖値₃₁₀ mg/dL、HbA₁c ₁₀.₅%(NGSP 値)、尿糖(₃+)、尿中アルブミン正常、尿蛋白(-)、尿中ケトン体(₃+)、浮腫(-)
正答 (3)(5)
正答は (3)と(5) です。
選択肢(3)「結核感染が疑われる。」、(5)「アダリムマブの投与中止を検討する必要がある。問290−291 ₅₈ 歳男性。身長₁₆₂ cm、体重₈₈ kg。₁₀ 年前から健康診断で、高血圧及び高血糖を指摘されていたが放置していた。喫煙歴₃₀ 年(₁ 日₁₀ 本程度)、₂₀ 歳ごろよりビール大びん₂ 本と日本酒₁ 合程度をほぼ毎日飲酒していた。数ヶ月前より、全身倦怠感が次第に強くなってきているのを自覚していたが、本日、外出中に駅の階段で動けなくなり、救急搬送された。(来院時の所見及び検査値)意識は清明であり、四肢に運動・感覚障害は認めない。血圧₁₉₀/₁₁₀ mmHg、心拍数₇₂ 拍/分、AST ₂₁₀ IU/L、ALT ₁₅₀ IU/L、c︲GTP ₁₇₅ IU/L、血清クレアチニン値₀.₇₁ mg/dL、血清浸透圧₃₀₀ mOsm/L、血糖値₃₁₀ mg/dL、HbA₁c ₁₀.₅%(NGSP 値)、尿糖(₃+)、尿中アルブミン正常、尿蛋白(-)、尿中ケトン体(₃+)、浮腫(-)」が正答として示されています。
出典:第107回 薬剤師国家試験 問289(厚生労働省 公表)
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