分子軌道法に基づく基底状態の分子の電子配置に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。…
薬学理論問題(物理) 第91問
分子軌道法に基づく基底状態の分子の電子配置に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- (1)電子は特定の原子に属さず、分子全体に広がっている。
- (2)電子は一つの軌道に何個でも入ることができる。
- (3)一つの軌道に同じ向きのスピンをもつ電子が複数入ることができる。
- (4)電子はエネルギーの高い軌道から優先的に入ることがある。
- (5)結合次数は、(結合性軌道の電子数-反結合性軌道の電子数)/2 で与えられる。
正答 (1)(5)
正答は (1)と(5)。分子軌道法では電子は分子全体に広がる分子軌道に入り、結合次数は結合性と反結合性の軌道の電子数の差の半分です。
例として、O₂ の価電子の分子軌道では結合性に8個、反結合性に4個入るので、結合次数は (8 - 4)/2 = 2(二重結合)です。
【ほかの選択肢】
(2) パウリの排他原理により、1つの軌道に入れる電子は2個まで 誤り
(3) 1つの軌道に入る2個の電子のスピンは逆向き(パウリの排他原理) 誤り
(4) 基底状態では、エネルギーの低い軌道から順に入る(構成原理) 誤り
出典:第107回 薬剤師国家試験 問91(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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