原核細胞の遺伝子発現における転写と翻訳に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。…
薬学理論問題(生物) 第115問
原核細胞の遺伝子発現における転写と翻訳に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- (1)遺伝子の転写と翻訳は同時進行が可能であり、転写が完結する前に翻訳が開始される。
- (2)翻訳開始コドンの直前には、シャイン・ダルガーノ(SD)配列が存在し、リボソームの60S サブユニットが結合する。
- (3)翻訳は、mRNA の3ʼ 末端側から5ʼ 末端側の方向に進行し、ペプチド鎖はC 末端側からN 末端側へと合成される。
- (4)アミノアシルtRNA は、コドンを含むtRNA の3ʼ 末端に、mRNA 上のアンチコドンに対応したアミノ酸が結合している。
- (5)オペロンとして隣り合う一群の遺伝子は1 本のmRNA(ポリシストロニックmRNA)に転写され、複数のタンパク質に翻訳される。
正答 (1)(5)
正答は (1)と(5)。原核細胞では核がないため転写中の mRNA にすぐリボソームが結合して翻訳が始まり、オペロンは1本のポリシストロニック mRNA に転写されます。
(1) 転写と翻訳が同じ場所(細胞質)で同時に進みます。真核細胞では、核で転写・加工された mRNA が細胞質に出てから翻訳されます。
(5) 例として、ラクトースオペロンの3つの遺伝子は1本の mRNA に転写され、3種類のタンパク質に翻訳されます。
【ほかの選択肢】
(2) SD 配列にはリボソームの小サブユニットの30S(16S rRNA)が結合する。60S は真核細胞の大サブユニット 誤り
解説の続きをみる続きを閉じる
(3) 翻訳は mRNA の5′ 側から3′ 側へ進み、ペプチド鎖は N 末端から C 末端へ合成される 誤り
(4) tRNA がもつのはアンチコドン。mRNA 上にあるのがコドンで、記述は逆 誤り
出典:第108回 薬剤師国家試験 問115(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「薬学理論問題(生物)」のほかの問題
- 2022年(令和4年) 第116問図は、単量体で作用する酵素のヒト遺伝子構造を示したものである。5 つのエキソンを順に数字
- 2024年(令和6年) 第116問プリオン病では、プリオンタンパク質(PrP)の感染性を有した異常型が蓄積する。プリオンタ
- 2025年(令和7年) 第114問ヒトにおける脂肪酸の生合成に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 2026年(令和8年) 第112問血圧に影響を及ぼす生理活性物質に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 2026年(令和8年) 第120問下の模式図に示すように、Gq タンパク質共役型受容体が外部シグナルを受けた結果、エフェク
- 2021年(令和3年) 第117問免疫担当細胞に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
スポンサーリンク

