細菌の抗菌薬耐性化には種々の遺伝子もしくはその産物が関わっている。次の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。…
薬学理論問題(生物) 第118問
細菌の抗菌薬耐性化には種々の遺伝子もしくはその産物が関わっている。次の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- (1)グラム陰性菌の外膜にあるポーリンの増加は、カルバペネム系抗菌薬への耐性化を促す。
- (2)腸球菌のバンコマイシン耐性遺伝子VanA の産物は、細胞壁のペプチドグリカン合成の代替経路で働き、グリコペプチド系抗菌薬の作用を回避する。
- (3)リファンピシン耐性菌では、DNA ポリメラーゼ遺伝子の変異により、耐性が獲得されている。
- (4)カナマイシン耐性遺伝子産物の中には、抗菌薬をリン酸化する酵素として働き、RNA ポリメラーゼへの結合を消失させるものがある。
- (5)R プラスミドなどの伝達性因子を介して薬物排出タンパク質が過剰発現することは、多剤耐性化の一因となる。一般問題(薬学理論問題) 【物理・化学・生物/衛生】問119−121 糖化反応は生体内や食品中で起こる普遍的な反応である。糖尿病の診断に用いられ、血糖コントロールの状態を把握するマーカーである糖化ヘモグロビン(HbA₁c)の生成にも、この反応が関わっている。
正答 (2)(5)
正答は (2)と(5) です。
この設問は「適切なもの」を選ぶ形式です。つまり 「腸球菌のバンコマイシン耐性遺伝子VanA の産物は、細胞壁のペプチドグリカン合成の代替経路で働き、グリコペプチド系抗菌薬の作用を回避する。」と「R プラスミドなどの伝達性因子を介して薬物排出タンパク質が過剰発現することは、多剤耐性化の一因となる。一般問題(薬学理論問題) 【物理・化学・生物/衛生】問119−121 糖化反応は生体内や食品中で起こる普遍的な反応である。糖尿病の診断に用いられ、血糖コントロールの状態を把握するマーカーである糖化ヘモグロビン(HbA₁c)の生成にも、この反応が関わっている。」の2つが正しい内容で、残りの選択肢には誤りが含まれています。
出典:第108回 薬剤師国家試験 問118(厚生労働省 公表)
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