血漿タンパク質と、血漿タンパク質と薬物の結合に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。…
薬学理論問題(薬剤) 第169問
血漿タンパク質と、血漿タンパク質と薬物の結合に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- (1)血漿タンパク質と薬物の結合は、通常、共有結合である。
- (2)血漿タンパク質のうち、最も多く存在するのがγ︲グロブリンである。
- (3)血漿タンパク質のうち、α₁︲酸性糖タンパク質は多くの酸性薬物と結合する。
- (4)血漿アルブミン濃度は肝硬変で低下し、血漿中の薬物の非結合形の割合が増加する。
- (5)併用薬により血漿タンパク結合の競合阻害を受けた薬物は、単独投与の場合と比較して組織への分布量が増加する。
正答 (4)(5)
正答は (4)と(5)。肝硬変ではアルブミンが減って非結合形の割合が増え、結合の競合で追い出された薬物は組織への分布が増えます。
組織に移行できるのは非結合形の薬物です。アルブミンが少ない、または併用薬に結合部位を奪われると、非結合形の割合が増えて組織へ移行しやすくなり、分布容積は大きくなります。
【ほかの選択肢】
(1) 血漿タンパク質と薬物の結合は、通常、水素結合・疎水性相互作用・静電的相互作用などによる可逆的な結合。共有結合ではない 誤り
(2) 血漿タンパク質で最も多いのはアルブミン 誤り
(3) α₁-酸性糖タンパク質は、主に塩基性薬物と結合する。酸性薬物と多く結合するのはアルブミン 誤り
出典:第108回 薬剤師国家試験 問169(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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