この女性の相談をきっかけに、薬局が開催する地域住民向け健康セミナーで糖質制限のことを取り上げることになり、薬局内で勉強会…
薬学実践問題(衛生) 第233問
この女性の相談をきっかけに、薬局が開催する地域住民向け健康セミナーで糖質制限のことを取り上げることになり、薬局内で勉強会を行った。糖質制限が糖質、タンパク質及び脂質の代謝に及ぼす影響に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- (1)糖質制限を行うと、膵臓からインスリン分泌が亢進する。
- (2)糖質の摂取不足により血中グルコース濃度の低下が起こると、アミノ酸、乳酸、グリセロールのいずれからもグルコースが作られる。
- (3)糖質制限が続くと、肝臓で遊離脂肪酸のb 酸化が亢進し、大量に生成したアセチルCoA からケトン体が産生される。
- (4)肝臓のグリコーゲンは、糖質制限状態ではエネルギー源としては利用されない。
- (5)脳や神経系の細胞は、グルコースを細胞内に貯蔵しているため、糖質制限の影響を受けにくい。問234−235 ₆₈ 歳男性。身長₁₇₃ cm、体重₆₅ kg。大動脈弁狭窄症に対する手術を行い集中治療室に入室した。術後₂ 日目、患者は人工呼吸管理下、絶食下にあり、担当医より以下が処方された。(処方₁ )₁₀%ブドウ糖加酢酸維持液 ₅₀₀ mL バッグ₂ バッグチアミン塩化物塩酸塩・リボフラビンリン酸エステルナトリウム・(注)アスコルビン酸配合注射液₁ バイアルファモチジン注射用 ₂₀ mg アンプル₁ アンプル₁ 日₁ 回 末梢静脈より持続点滴 ₁₂ 時間(処方₂ )₁₀%ブドウ糖加酢酸維持液 ₅₀₀ mL バッグ₂ バッグファモチジン注射用 ₂₀ mg アンプル₁ アンプル₁ 日₁ 回 末梢静脈より持続点滴 ₁₂ 時間(処方₃ )酢酸リンゲル液₅₀₀ mL₁ バッグ₁ 日₁ 回 末梢静脈より持続点滴 ₄ 時間(処方₄ )セファゾリンナトリウム点滴静注用₁ g バッグ₁ バッグ₁ 日₂ 回 末梢静脈より点滴静注 ₁ 時間(注) ₅ mL 中にチアミン塩化物塩酸塩₁₀ mg、リボフラビンとして₅ mg、アスコルビン酸₂₀₀ mg を含有する。
正答 (2)(3)
正答は (2)と(3) です。
この設問は「適切なもの」を選ぶ形式です。つまり 「糖質の摂取不足により血中グルコース濃度の低下が起こると、アミノ酸、乳酸、グリセロールのいずれからもグルコースが作られる。」と「糖質制限が続くと、肝臓で遊離脂肪酸のb 酸化が亢進し、大量に生成したアセチルCoA からケトン体が産生される。」の2つが正しい内容で、残りの選択肢には誤りが含まれています。
出典:第108回 薬剤師国家試験 問233(厚生労働省 公表)
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