60 歳女性。市町村が実施する検診で骨密度の低下が指摘され、近隣の整形外科を受診した。脆弱性骨折は見られなかったが、骨密…

薬学実践問題(実務) 第251問

60 歳女性。市町村が実施する検診で骨密度の低下が指摘され、近隣の整形外科を受診した。脆弱性骨折は見られなかったが、骨密度低下(腰椎骨密度測定値:若年成人平均値(YAM)の65%)のため骨粗しょう症と診断された。本日、以下の処方箋を持って初めて薬局を訪れた。(処方)バゼドキシフェン錠20 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)エルデカルシトールカプセル0.75 μg 1 回1 カプセル(1 日1 カプセル)1 日1 回 朝食後  14 日分薬剤師が他の医療機関の受診の有無を確認したところ、今回の整形外科以外に内科に通院していることがわかった。お薬手帳を確認したところ、以下の薬剤が処方されていることが確認できた。なお、整形外科ではお薬手帳を提示していなかった。(お薬手帳の内容)ニフェジピン徐放錠40 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)リバーロキサバン錠15 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)セルトラリン錠100 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)ボノプラザンフマル酸塩錠20 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)1 日1 回 朝食後   14 日分ブロチゾラム口腔内崩壊錠0.25 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)1 日1 回 就寝前   14 日分この患者のお薬手帳の内容から、今回整形外科で処方された薬剤が禁忌となる疾患を内科で治療中である可能性が考えられた。その疾患はどれか。1つ選べ。

正答 (2)
正答は (2)。バゼドキシフェンは静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症など)のある患者・既往のある患者に禁忌で、リバーロキサバンの服用からその治療中と考えられます。 バゼドキシフェンなどの SERM には静脈血栓塞栓症を起こすおそれがあり、深部静脈血栓症・肺塞栓症・網膜静脈血栓症などのある患者や既往のある患者には禁忌です。内科でリバーロキサバン 15 mg を1日1回服用しており、深部静脈血栓症の治療中の可能性があるため、整形外科の医師に問い合わせます。 【ほかの選択肢】 (1) 手帳の薬に高カルシウム血症を治療するものはない 誤り
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(3) セルトラリンはパニック障害にも使うが、バゼドキシフェンの禁忌ではない 誤り (4) ボノプラザンは胃食道逆流症に使うが、バゼドキシフェンの禁忌ではない 誤り (5) 手帳の薬にナルコレプシーを治療するものはない 誤り

出典:第108回 薬剤師国家試験 問251(厚生労働省 公表)出典元ページ

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