58 歳女性。企業の管理職として勤務している。最近仕事が忙しく、ストレスがたまっていた。勤務中、椅子に座っている時に背中…
薬学実践問題(病態) 第302問
58 歳女性。企業の管理職として勤務している。最近仕事が忙しく、ストレスがたまっていた。勤務中、椅子に座っている時に背中の違和感を感じた。翌日、ズキズキと痛むような症状が発現し、患部を見ると赤く連なった丘疹が広がっていた。症状が悪化していることから、医療機関を受診し、診断の結果、以下が処方された。(処方)バラシクロビル錠500 mg 1 回2 錠(1 日6 錠)1 日3 回 朝昼夕食後 7 日分プレガバリン口腔内崩壊錠75 mg 1 回1 錠(1 日2 錠)1 日2 回 朝夕食後 14 日分ジメチルイソプロピルアズレン軟膏0.033% 20 g1 日4 ~5 回 背中に塗布この患者の疾患と治療薬に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- (1)ストレスによる免疫の低下は発症の危険因子である。
- (2)背中の皮疹は両側性に広がった。
- (3)プレガバリンが抗炎症作用を示すと期待される。
- (4)原因となるウイルスは皮膚内に潜伏していた。
- (5)痛みが強い場合には、アセトアミノフェンなどの鎮痛薬を併用してもよい。
正答 (1)(5)
正答は (1)と(5)。帯状疱疹はストレスなどによる免疫の低下で起こりやすく、痛みが強いときはアセトアミノフェンなどの鎮痛薬を併用できます。
帯状疱疹は、子どものころにかかった水痘のウイルス(水痘・帯状疱疹ウイルス)が神経節に潜み、加齢・疲労・ストレスなどで免疫が落ちたときに再び活性化して起こります。神経に沿って片側に、痛みを伴う赤い発疹と水疱が帯状に並びます。痛みにはアセトアミノフェンなどを使い、神経障害性の痛みにはプレガバリンを使います。
【ほかの選択肢】
(2) 皮疹は神経の支配領域に沿って片側に出るのが特徴 誤り
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(3) プレガバリンは神経障害性疼痛を和らげる薬で、抗炎症作用は期待しない 誤り
(4) ウイルスが潜伏していたのは皮膚ではなく、脊髄後根などの知覚神経節 誤り
出典:第108回 薬剤師国家試験 問302(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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