58 歳女性。企業の管理職として勤務している。最近仕事が忙しく、ストレスがたまっていた。勤務中、椅子に座っている時に背中…
薬学実践問題(実務) 第303問
58 歳女性。企業の管理職として勤務している。最近仕事が忙しく、ストレスがたまっていた。勤務中、椅子に座っている時に背中の違和感を感じた。翌日、ズキズキと痛むような症状が発現し、患部を見ると赤く連なった丘疹が広がっていた。症状が悪化していることから、医療機関を受診し、診断の結果、以下が処方された。(処方)バラシクロビル錠500 mg 1 回2 錠(1 日6 錠)1 日3 回 朝昼夕食後 7 日分プレガバリン口腔内崩壊錠75 mg 1 回1 錠(1 日2 錠)1 日2 回 朝夕食後 14 日分ジメチルイソプロピルアズレン軟膏0.033% 20 g1 日4 ~5 回 背中に塗布7 日後、皮疹は軽減し、経過観察となったが、痛みが改善しておらず、対症療法を継続している。この女性は以前にも同様な発疹を繰り返していることから、ワクチンの接種を検討することになった。本疾患に対するワクチンの患者への説明内容として、適切なのはどれか。1つ選べ。
- (1)ワクチン接種は、次回発症時に行う。
- (2)生ワクチンと不活化ワクチンが承認されている。
- (3)ワクチン接種時は、バラシクロビル錠を服用する必要がある。
- (4)発症後にワクチン接種をすることにより、皮疹はすぐに軽快する。
- (5)ワクチン接種により、ウイルスを除去できる。
正答 (2)
正答は (2)。帯状疱疹の予防には、弱毒生ワクチン(乾燥弱毒生水痘ワクチン)と不活化(組換え)ワクチンの2種類が承認されています。
帯状疱疹の予防のワクチンは、50歳以上を対象に、生ワクチン(皮下注射1回)と、遺伝子組換えの不活化ワクチン(筋肉内注射2回)が使えます。発症を予防し、帯状疱疹後神経痛を減らすことが目的です。
【ほかの選択肢】
(1) ワクチンは予防のためのもので、発症したときに打つものではない 誤り
(3) 接種のときに抗ウイルス薬を飲む必要はない。生ワクチンでは効果を弱めるおそれもある 誤り
(4) 発症後に打っても皮疹は早く治らない 誤り
(5) 神経節に潜むウイルスを取り除くことはできない 誤り
出典:第108回 薬剤師国家試験 問303(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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