76 歳男性。2 週間後に食道がんの全摘出手術を施行予定である。この患者は3年前に、せん妄を発症した経験があるため、担当…

薬学実践問題(実務) 第330問

76 歳男性。2 週間後に食道がんの全摘出手術を施行予定である。この患者は3年前に、せん妄を発症した経験があるため、担当医は入院中のせん妄発症リスクが高いと考えている。外来受診時に、当該患者より担当医に「1 週間前から、夜眠れない日が続いており、疲れがたまっています。」との訴えがあった。担当医は、せん妄発症リスクの低い睡眠薬の処方を検討している。当該患者は、これまで睡眠薬及び抗不安薬を服薬していないことを確認している。担当医から病棟担当薬剤師に、この件について処方薬の相談があった。薬剤師が提案すべき薬物として、適切なのはどれか。2つ選べ。

正答 (1)(4)
正答は (1)と(4)。ラメルテオン(メラトニン受容体作動薬)とスボレキサント(オレキシン受容体拮抗薬)は、せん妄を起こしにくい睡眠薬です。 ベンゾジアゼピン系や、いわゆる Z 薬(ゾルピデムなど)は、高齢者や手術を控えた患者でせん妄の誘因になることがあります。せん妄の既往のある患者には、GABA_A 受容体に作用しないラメルテオンやスボレキサントが勧められます。 【ほかの選択肢】 (2) ゾルピデムは非ベンゾジアゼピン系だが GABA_A 受容体に作用し、せん妄の誘因になりうる 誤り (3) ブロチゾラムはベンゾジアゼピン系 誤り (5) リルマザホンはベンゾジアゼピン系 誤り

出典:第108回 薬剤師国家試験 問330(厚生労働省 公表)出典元ページ

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