紫外可視吸光度測定法を用いて、単一の波長により、ある化合物の濃度の異なる2 種類の水溶液の透過率を測定したところ、水溶液…
薬学理論問題(物理) 第96問
紫外可視吸光度測定法を用いて、単一の波長により、ある化合物の濃度の異なる2 種類の水溶液の透過率を測定したところ、水溶液Ⅰの透過率は50%、水溶液Ⅱの透過率は20%であった。水溶液ⅠとⅡを等量ずつ混合した水溶液の吸光度に最も近い値はどれか。1つ選べ。ただし、log 2 = 0.3、用いたセルの層長は1 cm とする。
- (1)0.3
- (2)0.5
- (3)0.7
- (4)1.0
- (5)1.5
正答 (2)
正答は (2)。透過率から吸光度を求めると Ⅰは0.3、Ⅱは0.7で、等量ずつ混ぜると濃度は平均になるので、吸光度も平均の0.5になります。
A = -log T
Ⅰ:A = -log 0.50 = log 2 = 0.3
Ⅱ:A = -log 0.20 = log 5 = 1 - log 2 = 0.7
混合液:A = (0.3 + 0.7)/2 = 0.5
ランベルト・ベールの法則(A = εcl)では、層長が同じなら吸光度は濃度に比例します。等量の混合で濃度は (c₁ + c₂)/2 になるので、吸光度も平均になります。
【ほかの選択肢】
(1)・(3)・(4)・(5) 計算と合わない。透過率の平均(35%)から求めると約0.46で、透過率で平均してはいけない 誤り
出典:第108回 薬剤師国家試験 問96(厚生労働省 公表)出典元ページ
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