28 歳女性。日頃からストレスによる疲労感やイライラを強く感じていて、最近になって胃痛や嘔吐、食欲不振に悩まされるように…
薬学理論問題(化学) 第109問
28 歳女性。日頃からストレスによる疲労感やイライラを強く感じていて、最近になって胃痛や嘔吐、食欲不振に悩まされるようになった。今回、一般用医薬品を希望して来局したため、症状から六君子湯(ハンゲ、チンピ、ニンジン、ビャクジュツ又はソウジュツ、ショウキョウ、カンゾウ、タイソウ、ブクリョウから構成される)を薦めた。これらの症状に対して六君子湯が有効と考えた主たる根拠として誤っているのはどれか。1つ選べ。
- (1)ハンゲには嘔吐を改善するはたらきがある。
- (2)チンピには胃の調子を改善するはたらきがある。
- (3)ニンジンには疲労感を改善するはたらきがある。
- (4)ビャクジュツ又はソウジュツにはイライラを改善するはたらきがある。
- (5)ショウキョウには食欲不振を改善するはたらきがある。
正答 (4)
正答は (4)。ビャクジュツ・ソウジュツは、胃腸のはたらきを助け体内の水分の偏りを整える(利水)生薬で、イライラを改善する生薬ではありません。
六君子湯は、胃腸が弱く食欲がなく、みぞおちがつかえて疲れやすい人の胃炎・食欲不振・胃痛・嘔吐などに用います。イライラなどの精神症状を目的とする処方ではなく、この症例でも主に消化器症状と疲労感を改善するために選ばれています。
【ほかの選択肢】
(1) ハンゲは吐き気・嘔吐を抑える 正しい
(2) チンピは気のめぐりを良くし、胃の調子を整える 正しい
(3) ニンジンは気を補い、疲労感を改善する 正しい
(5) ショウキョウは胃を温めて食欲を高め、吐き気も抑える 正しい
出典:第109回 薬剤師国家試験 問109(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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