花粉症の治療に用いられる薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。…
薬学理論問題(薬理) 第156問
花粉症の治療に用いられる薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- (1)レボセチリジンは、知覚神経のヒスタミンH₁ 受容体を遮断し、くしゃみを抑制する。
- (2)クロモグリク酸は、ロイコトリエンCysLT₁ 受容体を遮断し、眼のかゆみを軽減する。
- (3)ラマトロバンは、プロスタノイドTP 受容体及びプロスタノイドDP2 受容体(CRTH2 受容体)を遮断し、鼻粘膜の炎症を軽減する。
- (4)ナファゾリンは、鼻粘膜のアドレナリンα₁ 受容体を遮断することで血管平滑筋を弛緩させ、鼻閉を軽減する。
- (5)トラニラストは、ヤヌスキナーゼ(JAK)を阻害することで炎症細胞の活性化を抑制し、結膜の充血を軽減する。
正答 (1)(3)
正答は (1)と(3)。レボセチリジンは知覚神経の H₁ 受容体を遮断してくしゃみを抑え、ラマトロバンは TP 受容体と DP₂ 受容体を遮断します。
レボセチリジンはセチリジンの光学異性体の一方(R体)で、第二世代の抗ヒスタミン薬です。ラマトロバンはトロンボキサン A₂ とプロスタグランジン D₂ の作用を妨げ、鼻粘膜の炎症と鼻閉を軽くします。
【ほかの選択肢】
(2) クロモグリク酸は肥満細胞からのケミカルメディエーターの遊離を抑える。CysLT₁ 受容体の遮断薬はプランルカスト・モンテルカスト 誤り
解説の続きをみる続きを閉じる
(4) ナファゾリンはα₁ 受容体を刺激して血管を収縮させ、鼻閉を軽くする 誤り
(5) トラニラストはケミカルメディエーターの遊離を抑える薬。JAK を阻害する薬ではない 誤り
出典:第109回 薬剤師国家試験 問156(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「薬学理論問題(薬理)」のほかの問題
- 2021年(令和3年) 第156問40 歳女性。3 年前に多発性関節炎を認め外来受診したところ、関節リウマチと診断された。
- 2022年(令和4年) 第152問薬物依存及びその治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 2022年(令和4年) 第167問急性白血病治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 2023年(令和5年) 第163問肝疾患、膵疾患及び胆道疾患の治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 2025年(令和7年) 第159問抗血小板薬に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 2026年(令和8年) 第156問片頭痛治療薬の作用機序に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
スポンサーリンク

