治療開始後、血清カルシウム値が₁₂ mg/dL を超えたため、薬物を追加することとなった。追加する薬物の作用機序として、…
薬学実践問題(薬理) 第253問
治療開始後、血清カルシウム値が₁₂ mg/dL を超えたため、薬物を追加することとなった。追加する薬物の作用機序として、適切なのはどれか。2つ選べ。
- (1)骨芽細胞の副甲状腺ホルモン受容体を遮断する。
- (2)副甲状腺細胞のカルシウム受容体を遮断する。
- (3)破骨細胞のファルネシルピロリン酸合成酵素を阻害する。
- (4)骨芽細胞のRANKL(NF︲lB 活性化受容体リガンド)の作用を阻害する。
- (5)小腸上皮細胞のビタミンD 受容体を活性化する。問254−255 ₇₀ 歳男性。身長₁₆₅ cm、体重₅₀ kg。₁ 年前に心筋梗塞を起こし、心室細動による心停止で救命救急センターに搬送され、心蘇生術を施し心機能が回復し(注)た。その後、意識消失発作を起こしたため、半年前に埋め込み型除細動器(ICD)と以下の処方で治療を開始した。(注) 体に埋め込んで、致死的な不整脈を自動的に感知し、電気ショックを与えて心臓の動きを正常にもどす医療機器(処方)バイアスピリン錠₁₀₀ mg₁ 回₁ 錠(₁ 日₁ 錠)クロピドグレル錠₇₅ mg₁ 回₁ 錠(₁ 日₁ 錠)ビソプロロールフマル酸塩錠₂.₅ mg₁ 回₁ 錠(₁ 日₁ 錠)カンデサルタン錠₄ mg₁ 回₁ 錠(₁ 日₁ 錠)₁ 日₁ 回 朝食後 ₂₈ 日分しかし、その後もICD が作動することがあり、医師は心室性不整脈予防のための追加薬を検討している。
正答 (3)(4)
正答は (3)と(4) です。
この設問は「適切なもの」を選ぶ形式です。つまり 「破骨細胞のファルネシルピロリン酸合成酵素を阻害する。」と「骨芽細胞のRANKL(NF︲lB 活性化受容体リガンド)の作用を阻害する。」の2つが正しい内容で、残りの選択肢には誤りが含まれています。
出典:第109回 薬剤師国家試験 問253(厚生労働省 公表)
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