しばらくして白内障の手術(眼内レンズ挿入術)のため入院となり、処方₂ が中止となった。処方₂ に替えて、新たに異なる作用…
薬学実践問題(薬理) 第263問
しばらくして白内障の手術(眼内レンズ挿入術)のため入院となり、処方₂ が中止となった。処方₂ に替えて、新たに異なる作用機序の薬物を追加することになった。追加する薬物の作用機序として、適切なのはどれか。2つ選べ。
- (1)アドレナリンa2 受容体を刺激して、毛様体における房水産生を抑制するとともに、ぶどう膜強膜流出経路からの房水流出を促進する。
- (2)アドレナリンb1 受容体を遮断して、毛様体における房水産生を抑制する。
- (3)炭酸脱水素酵素を阻害して、毛様体における房水産生を抑制する。
- (4)Rho キナーゼを阻害して、線維柱帯︲シュレム管経路からの房水流出を促進する。
- (5)プロスタノイドEP₂ 受容体を刺激して、線維柱帯︲シュレム管経路及びぶどう膜強膜流出経路からの房水流出を促進する。問264−267 ₃₉ 歳、閉経前女性。身長₁₅₅ cm、体重₄₃ kg、体表面積₁.₃₈ m。右乳房に腫瘤を触知し、乳腺外科を受診、針生検の結果、T₁N₁M₀ のStageⅡA の右乳がんと診断され、入院した。右乳房部分切除術、センチネルリンパ節生検及び腋窩リンパ節郭清を実施した。術後の検査所見は以下のとおりであった。(検査所見)リンパ節転移₆ 個、エストロゲン受容体(ER)陽性、プロゲステロン受容体(PgR)陽性、HER₂(ヒト上皮増殖因子受容体₂ 型)陰性、AST ₂₀ IU/L、ALT ₁₇ IU/L、血清クレアチニン₀.₈₈ mg/dL、BUN ₁₈ mg/dL、白血球₅,₆₀₀/nL、赤血球₃₆₈ # ₁₀/nL、Hb ₁₁.₂ g/dL、血小板₂₈ # ₁₀/nL、好中球₄,₅₀₀/nL今回この患者に以下の術後薬物療法を施行することとなった。(処方₁ )A錠₂₀ mg₁ 回₁ 錠(₁ 日₁ 錠)₁ 日₁ 回 朝食後 ₁₄ 日分(処方₂ )リュープロレリン酢酸塩注射用キット₃.₇₅ mg ₁ キット₁ 回₃.₇₅ mg ₄ 週間ごとに₁ 回皮下注射
正答 (1)(4)
正答は (1)と(4) です。
この設問は「適切なもの」を選ぶ形式です。つまり 「アドレナリンa2 受容体を刺激して、毛様体における房水産生を抑制するとともに、ぶどう膜強膜流出経路からの房水流出を促進する。」と「Rho キナーゼを阻害して、線維柱帯︲シュレム管経路からの房水流出を促進する。」の2つが正しい内容で、残りの選択肢には誤りが含まれています。
出典:第109回 薬剤師国家試験 問263(厚生労働省 公表)
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