妻は、夫の低血糖症状の発現時の対応について、医師からの説明は受けたものの、不安に感じているようであった。処方₂ の薬剤の…
薬学実践問題(実務) 第269問
妻は、夫の低血糖症状の発現時の対応について、医師からの説明は受けたものの、不安に感じているようであった。処方₂ の薬剤の使用及び低血糖への対応に関する妻への説明として、適切なのはどれか。2つ選べ。
- (1)この点鼻剤を使用すると₁₀~₁₅ 分程度で低血糖状態からの回復が期待できます。
- (2)低血糖状態となっても、本人の自覚がないことがありますので、疑わしい症状があれば、意識があるうちに補食や糖分を含む飲料を摂取させてください。
- (3)意識がない状況では、この点鼻剤を使用しないでください。
- (4)低血糖の際にすぐに使用できるよう、自宅では薬剤の防湿外装フィルムをあらかじめ剥がしておいてください。
- (5)意識が回復した場合は、仰臥位でブドウ糖などの糖分を摂取させてください。問270−271 ₇₃ 歳男性。体重₆₀ kg。慢性気管支炎のため、長期治療(エンクラッセ(注)₆₂.₅ ng エリプタ₃₀ 吸入用、₁ 日₁ 回₁ 吸入)を実施中である。咳嗽症状が悪化し、₃₉ ℃以上の発熱、茶色の喀痰症状があり、肺炎疑いのため、入院加療となった。最近では肺炎を繰り返しており、精査を行ったところ、末梢血好酸球増加、アスペルギルスの抗体検査及び喀痰検査陽性、レントゲン画像所見などから、アレルギー性気管支肺アスペルギルス症と診断され、ボリコナゾール₂₀₀ mg 静注用を投与することとなった。投与量は、ボリコナゾールとして初日は₁ 回₆ mg/kg を₁ 日₂ 回、₂ 日目以降は₁ 回₃ mg/kg を₁ 日₂ 回とした。投与開始から₄ 日目と₈ 日目に血中濃度を測定した。測定結果がわかるまでに数日を要することから、病棟カンファレンスにおいて、薬物治療に関する確認事項を共有した。(注) ₁ 吸入でウメクリジニウムとして₆₂.₅ ng を吸入できるドライパウダー吸入剤
正答 (1)(2)
正答は (1)と(2) です。
この設問は「適切なもの」を選ぶ形式です。つまり 「この点鼻剤を使用すると₁₀~₁₅ 分程度で低血糖状態からの回復が期待できます。」と「低血糖状態となっても、本人の自覚がないことがありますので、疑わしい症状があれば、意識があるうちに補食や糖分を含む飲料を摂取させてください。」の2つが正しい内容で、残りの選択肢には誤りが含まれています。
出典:第109回 薬剤師国家試験 問269(厚生労働省 公表)
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