34 歳既婚女性。高血圧症、逆流性食道炎治療中。かかりつけ薬局の薬剤師がいつもの薬をお渡しする際に副作用の発現状況などを…
薬学実践問題(実務) 第275問
34 歳既婚女性。高血圧症、逆流性食道炎治療中。かかりつけ薬局の薬剤師がいつもの薬をお渡しする際に副作用の発現状況などを確認していると、患者は半年前に結婚し、そろそろ子供が欲しいと思うようになったとのことであったが、患者背景については、薬歴が更新されていなかった。(処方1 )病院循環器内科エナラプリルマレイン酸塩錠10 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)ランソプラゾール口腔内崩壊錠15 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)1 日1 回 朝食後 28 日分センノシド錠12 mg 1 回2 錠便秘時 夜に服用今後の薬物療法にあたり、妊娠の可能性があるこの患者に説明しておく情報はどれか。2つ選べ。
- (1)血圧コントロールのため、生活習慣や食習慣に気をつける。
- (2)現在服用中の血圧の薬は妊娠中でも服用可能である。
- (3)妊娠がわかったら、すぐに連絡してもらう。
- (4)逆流性食道炎の治療薬を市販の六君子湯などの漢方薬に変更する。
- (5)下剤は、一般用医薬品であれば、妊娠中でも服用可能である。
正答 (1)(3)
正答は (1)と(3)。エナラプリルは妊娠中は禁忌のため、妊娠がわかったらすぐに連絡してもらい、生活習慣の改善で血圧を保つことも伝えます。
ACE 阻害薬のエナラプリルは、妊娠中に使うと胎児の腎障害や羊水過少などを起こすおそれがあり、妊婦・妊娠している可能性のある女性には禁忌です。妊娠を考えている患者には、妊娠がわかったらすぐに連絡するよう伝え、医師と相談して妊娠中も使える降圧薬への変更を検討します。減塩などの生活習慣・食習慣への注意は、薬を変えるときも大切です。
【ほかの選択肢】
(2) エナラプリルは妊娠中は服用できない(禁忌) 誤り
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(4) 患者の判断で市販の漢方薬に変えるよう勧めるのは不適切。変更は医師と相談して決める 誤り
(5) 一般用医薬品でも、刺激性の下剤など妊娠中に注意が要るものがあり、一律に服用できるとはいえない 誤り
出典:第109回 薬剤師国家試験 問275(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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