80 歳男性。脊柱管狭窄症があり、自宅療養中。骨粗しょう症があり、定期的にイバンドロン酸ナトリウム水和物の注射を受けてい…
薬学実践問題(実務) 第313問
80 歳男性。脊柱管狭窄症があり、自宅療養中。骨粗しょう症があり、定期的にイバンドロン酸ナトリウム水和物の注射を受けていたが、腰痛がひどく、新たに処方1 の薬剤が追加され使用している。この男性は、娘が介護を行うにあたり近々娘の家で同居することとなり、娘から近隣の薬局に処方1 の薬剤の取扱いがあるか問合せがあった。現在、当該薬局では処方1 の取扱いはなかったが、男性が引っ越してくるまでに時間があるため、処方1 の製造販売業者が提供するシステムへの調剤施設の登録などの手続きを行い、調剤できる準備を整えることになった。(処方1 )ブプレノルフィン経皮吸収型製剤5 mg 1 回1 枚7 日に1 枚貼付 2 回分(全2 枚)引越し後、処方1 を当該薬局において調剤した際、患者の娘から使い方の説明を求められた。薬剤師が行う説明として適切なのはどれか。2つ選べ。
- (1)腰の痛い場所に貼ってください。
- (2)皮膚に傷のあるところには貼付しないでください。
- (3)半分に切って使用しないでください。
- (4)使用済のお薬は、接着面を表にして処分してください。
- (5)このお薬がよく効くように、貼った部位を電気毛布等でよく温めてください。
正答 (2)(3)
正答は (2)と(3)。ブプレノルフィンのテープは傷のある皮膚には貼らず、切ると放出の制御が崩れるため切って使いません。
ブプレノルフィン経皮吸収型製剤は、7日間かけて一定の速さで薬を皮膚から吸収させる製剤です。傷や湿疹のある皮膚に貼ると吸収が増えるおそれがあるため避けます。また、切ると薬の放出量が変わるため、切らずにそのまま使います。
【ほかの選択肢】
(1) 痛む場所ではなく、前胸部・上背部・上腕外側・側胸部に貼る。全身に吸収されて効く薬 誤り
(4) 使用後は接着面を内側にして折りたたんで捨て、薬が誤って人に付かないようにする 誤り
(5) 貼った部位を温めると吸収が増えて血中濃度が上がるおそれがあるため、電気毛布などで温めない 誤り
出典:第109回 薬剤師国家試験 問313(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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